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【経済裏読み】韓国、ノーベル賞で早くも予防線?「強要する風土なくせ」…発想の転換で企業家精神持てばいい

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【経済裏読み】
韓国、ノーベル賞で早くも予防線?「強要する風土なくせ」…発想の転換で企業家精神持てばいい

3氏のノーベル物理学賞受賞決定を伝える産経新聞紙号外を手に取る人たち=平成26年10月、大阪市都島区 3氏のノーベル物理学賞受賞決定を伝える産経新聞紙号外を手に取る人たち=平成26年10月、大阪市都島区

 こうした世界の実情を踏まえ、ソウル大のキム教授は「過去20年余り、科学は産業と市場にインパクトを与えられる研究に力点を置いて発展してきた。『基礎研究』と『実用』のすき間が事実上無くなった」と指摘する。

 だが、まだ韓国ではこの2つが相反する概念ととらえられているようだ。キム教授によれば、一部の大学教授は科学の実用化・事業化は研究の本来の目的でないと反論しているという。

 キム教授は、大学や研究機関、研究者を世俗を離れて気高く身を保っているとし、『象牙の塔』のフレームに閉じ込められている」と指摘。「企業家精神を基盤とした科学が成功をもたらす場合、それは結果的に『基礎科学』『基礎研究』の活性化につながる可能性がある」と強調する。

 つまり、発想の転換が必要なのだ。しかし急には変えられない。対日本『0-21』は容易に覆りそうもない。

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