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【外交・安保取材の現場から】
「G20熱烈歓迎」と言いながら中国・杭州は人っ子一人いなかった 記者のホテルには巨大な姿見が…
私が宿泊した部屋は、ドアを入ってすぐ、クローゼットの向かいに床から天井までの大きな姿見があった。最初見たときには、洗面所に大きな鏡があるのに、なんでこんなところにもやたら大きな姿見があるんだろうな、と思ったが、まさか、あれってマジックミラー?
確かに他の部屋は、私の部屋のクローゼットがあるところにバスタブが置かれ、大きな姿見のあたりにクローゼットがある。だとすると、姿見の裏あたりには本来クローゼットがつくられるほどの空間があるはず。そこなら、大人も入れるだろう。
取材後、私の部屋を訪れた中国駐在の本紙記者に「これってもしかして、マジックミラー?」と尋ねたところ、「今時、それはさすがにないのでは」との答え。ただ、「みんなで中国の悪口言えば、がさがさ音がするかもよ」とのことで、その日は遅くまで話し込んだが、怪しい音はしなかった。
翌日、部屋を後にするとき、鏡をノックしてみたものの、もちろん応答はなし。真偽を確かめることなく杭州を後にしたが、あれは本当に、ただの姿見だったのだろうか。(政治部 小島優)
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