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【外交・安保取材の現場から】「G20熱烈歓迎」と言いながら中国・杭州は人っ子一人いなかった 記者のホテルには巨大な姿見が…

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【外交・安保取材の現場から】
「G20熱烈歓迎」と言いながら中国・杭州は人っ子一人いなかった 記者のホテルには巨大な姿見が…

G20開催前には、小銃を手に警備する武装警察隊員らの姿も見られた=9月1日(共同) G20開催前には、小銃を手に警備する武装警察隊員らの姿も見られた=9月1日(共同)

 ところで、首相に同行した記者団が宿泊したのは、プレスルームの置かれたホテルの別棟。中国政府が各国に割り当てたとかで、同じホテルにはインドのプレスルームも置かれ、同じように記者団が宿泊していた。両国の首脳も宿泊するだけに、金属探知機に荷物を通し、毎回、ボディーチェックを受けなければホテル内に入れない厳しいセキュリティーには閉口した。ただ、金属探知機の先には、日本語を学ぶ中国人女子大学生のボランティアが待ち受け、「お疲れ様でーす」なんて笑顔で声をかける演出まであり、中国のしたたかさには舌を巻く。

 それはさておき、きょう泊まる部屋はどんな部屋なのか、と到着後、さっそく部屋に行ってみる。私の部屋は5階建ての建物の4階にあった。部屋に入ると、12畳ほどの部屋には、ベッドとソファにテーブル、テレビ。あとは、洗面所にトイレ、その横にシャワールームが。バスルームがないので少し残念だったが、建設後、そう日はたっていないようで、普段は世界文化遺産にも登録されている「西湖(せいこ)」の観光などで利用されるリゾートホテルだけに、小ぎれいなつくりだ。

 日本から持ってきた荷物を置いて、プレスルームに戻り、「部屋は狭いけど、結構きれいだね。シャワールームだけで、バスタブがないのは残念」と他社の記者に話すと、「いや、バスタブありましたよ。部屋に似つかわしくない、大きいのがどーんと中央に」との返事。その後、他の記者にも聞いてみたが、どうやら、バスタブがないのは私の部屋だけらしい。「中国に批判的な産経記者に対する、ささやかな嫌がらせかな」と思いつつも、そこでふと最初に部屋に入ったときの違和感が蘇った。

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