2016-09-26 23:27:16
今回はクロアチアのおすすめスポット10選を
こちらの5つの地域順に紹介します!
クロアチア旅行の定番ルートといえば、ザグレブから南下しながら観光するルートです。
ページが進むにつれてエリアが南下していきますので、旅行気分に浸りながら読み進めてくださいね。
1ページ目では、クロアチアの北西部に位置する「ザグレブ・プリトヴィッチェ」のおすすめスポットを3つ紹介します。
クロアチア旅行のスタートは、こじんまりとしていて搭乗手続きも早く終わるザグレブ国際空港から。
名前にもあるザグレブはクロアチアの北西部に位置する「首都」です。
そんなザグレブは、クロアチアを代表する旧市街でもあります。
街並みからしても、教会や古くからの建物が多い印象を受けます。
ヨーロッパ周遊で陸路からクロアチアに入るという方以外は、このザグレブから旅をスタートするといいのではないでしょうか。
そんなザグレブのおすすめスポットはこちらです!
ゴルニィグラード地区(旧グラデツ地区)の象徴とされていたネオ・ゴシック様式の教会、聖マルコ教会。
建てられたのはなんと13世紀とのことで、800年以上前から存在する古い教会です。
可愛らしい屋根の左側の紋章はクロアチア王国を、右側はザグレブ市の紋章を示しています。
よくよく目を凝らして見てみると、教会の右にそびえ立つ塔の上には「1841」と書いてあります。
13世紀に建てられた際のゴシック様式から、ネオ・ゴシック様式の建物に改築されたのが1841年。
塔頂に記された数字は、改築記念として残された年号のことなんですね。
聖マルコ教会の周辺には国会議事堂や首相官邸もあるようで、国葬などの一大行事はこちらの教会で行われます。
教会の入り口には、当時の生活を表した彫刻が多く並んでいます。
しかし更に圧巻なのは、教会内部のデザインの美しさです。
ゴシック様式で建築されたアーチは、他の教会でもなかなか見れないとのこと。
また、あたりを見渡すと、綺麗なステンドグラスの数々が。
これらは、当時の女王に仕えていた家来や王族が、女王に手を差し伸べているシーンを描いたと言われています。
ぜひ一度直接見てみてくださいね。
【日本語名称】聖マルコ教会
【English】St.Mark's Church, Zagreb
【住所】Trg Svetog Marka 5, 10000, Zagreb, Croatia
【問い合わせ電話番号】+385 1 4851 611
【豆知識】塔に書かれた「1841」とは、教会がネオ・ゴシック様式の建物に生まれ変わった年号のこと
続いて紹介するスポットは、カトリック教会の中心・聖母被昇天大聖堂(別名:ザグレブ大聖堂)です。
多くの観光客が、「ガイドブックで見るよりももっと大きく感じた!」というほどの大聖堂。
それもそのはず、2つの塔の高さはなんと105mもあるといいます。
そしてびっくりなのは、この塔が砂岩をベースの素材として作られているということです。
ここまで長持ちしているのが信じられないですね。
こちらの聖母被昇天大聖堂も13世紀にゴシック様式で建築されましたが、1880年に町が大火で燃えてしまいます。
その影響で建築され直してからは、ネオ・ゴシック様式の建物として存在しています。
ちなみに、大聖堂の正面に噴水があるのですが、ここにはオーストリアの彫刻家・フェルンコルンによって金メッキを施された聖母マリアと4人の天使が置かれています。
4人の天使は、信頼・希望・謙虚・純潔を表現しているそうですよ。
日本ではあまり馴染みのない城壁。
ヨーロッパではお城の周辺に当たり前のようにある城壁ですが、それぞれ理由や歴史があります。
聖母被昇天大聖堂の場合は、1512年から1521年の間、オスマン・トルコ軍の侵略に備えて要塞として築かれたのがきっかけだそうです。
この城壁は、大聖堂はもちろんのこと、周辺のカプトル地域まで保護するために築かれました。
たどっていくとキリがないほど、長い道を囲っている城壁。
日本ではあまり見られない光景なので、ぜひ一度ご覧になってください!
【日本語名称】聖母被昇天大聖堂
【English】Zagreb Cathedral
【住所】Kaptol 31, Zagreb, Croatia
【城の高さ】105m
【問い合わせ電話番号】01 481 47 27
【豆知識】大聖堂付近の城壁は、オスマン・トルコ軍の進軍を阻止するために築かれたものである
続いて、ザグレブから長距離バスで移動すること約2時間半。
ザグレブとは異なり自然が更に豊かな町・プリトヴィッチェに着きます。
※ちなみにザグレブ-プリトヴィッチェ間の移動にかかる料金は100クーナ。日本円にして約1,600円。ザグレブ中央バスターミナルからの情報は こちら です!
ボスニア・ヘルツェゴビナの国境ともかなり近いこの町では、なんといっても最大のおすすめスポット・プリトヴィッチェ湖畔国立公園の観光が楽しめます!
早速、プリトヴィッチェ湖畔国立公園を紹介したいと思います!
今回紹介するプリトヴィッチェ湖畔国立公園は、木々と湖の美しさが融合した幻想的な雰囲気が特徴のスポットです。
また、大小合わせて16もある湖と、92か所にある滝で構成されているのでビックリ。
実際に行ったことのある観光客の中には、「エメラルドグリーンの世界を初めて見た」という方もいらっしゃったほどです。
プリトヴィッチェ湖畔国立公園といえば、1979年に自然遺産として世界遺産に登録されたことでも有名ですが、実は1991年に「世界危機遺産リスト」に登録されたことがあったんです。
1991年3月当時、プリトヴィッチェ湖畔国立公園は、クロアチア紛争の最初の衝突であったプリトヴィッチェ湖畔事件の舞台となってしまったのです。
公園内はウクライナ・セルビア人の軍隊で占領。周辺施設まで危険に晒されたとか。
地雷の撤去や無事が確認された1997年に危機遺産リストからは除去されましたが、極めて特殊な歴史的背景を持っている公園なんですよ!
先ほども紹介したように、プリトヴィッチェ湖畔国立公園には16の湖と92の滝があります。
そんな湖畔を楽しめる場所は、遊歩道。
南北に流れる水流に沿って続く遊歩道からは、壮大なスケールの滝や湖の風景が楽しめます。
一番高い地点は636m、最も低くても503mの地点から水が流れているので、とても迫力を感じます。
川の水は高濃度の炭酸カルシウムを多く含みます。1億年以上も前から石灰岩地域として有名で、透き通った水との組み合わせは圧巻です!
【日本語名称】プリトヴィッチェ湖畔国立公園
【English】Plitvice Lakes National Parks
【問い合わせ電話番号】+385 53 751 015
【豆知識】1991年のクロアチア紛争の最初の舞台がこの、プリトヴィッチェ湖畔国立公園。
本ページでは、ザグレブ・プリトヴィッチェのおすすめスポットを3つ紹介しました!
次のページでは、トロギールのおすすめスポットを3つ紹介します!
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