
ネットでラジオが聴ける「radiko」が、過去1週間分のラジオが聴き放題になる「タイムフリー聴取機能(無料)」の実証実験を開始することを発表しています。テレビでも見逃し配信が増えてきましたが、ラジオも同様の取り組みをすることで、視聴形態に変化が現れるのでしょうか。「タイムフリー聴取機能」は2016年10月11日よりスタートします。
いち番組ごとに聴取可能時間(3時間)があります。この聴取可能時間(3時間)とは、あるひとつの番組を選ん で、その番組を再生した段階(再生ボタンを押した瞬間)から、3時間が経過するまでの間、聴取することができる ということです。例えば、12時に再生ボタンを押したと仮定すると、その番組は15時まで聴くことができるという仕組 みです。
個人的には毎晩「radiko」は利用しています。寝る時に聴いているのですが、特に困っているのが日曜の深夜でした。25時くらいになると、放送が終わってしまうんですよ。寂しい。でも、この「タイムフリー聴取機能」があれば日曜深夜も安心ですね!
さらに「シェアラジオ」という取り組みもスタートします。
『シェアラジオ』は、新規のラジオリスナー拡大のため、民放連ラジオ委員会が提唱している新たなラジオ聴取 文化で、『タイムフリー聴取機能』を活用して、お気に入りの番組をお友達にソーシャルメディアを通じてお知ら せ、共有することができるものです。
過去1週間分ですが、いつでも聴けるのであればシェアする意味も高まろうというものです。面白い番組を後から知って「その時に知っていれば」ということもあるでしょう。そういうのがリカバリーできるようになりますね。

特に「シェアラジオ特番」として、2016年10月11日〜17日まで、全国101局で宇多田ヒカルの「サントリー天然水 Presents 宇多田ヒカルのファントーム・アワー」が放送されるそうです。
宇多田ヒカル本人が、8年ぶりのリリースとなるオリジナルアルバム『Fantôme』に込めた想いを、楽曲を流しながら紹介。番組内で流れるジングル、BGMまで自ら制作し、自らの言葉で直接語りかけます。
2年半ぶりの宇多田ヒカルの番組ということなので、シェアされる回数も多そう!
宇多田ヒカルはかつてのレギュラー番組の最終回で「今後、ラジオが例えば、番組が放送されたあと一定期間ストリーミングでネットで聴けるとか<中略>そうゆうようなポジティブな変化が今後どんどん進んでいくといいなと思っています」と語っていたそうです。そんな変化が、やってきたということでしょうか。