09月25日 19時03分
4年に1回開かれるアジア最大のスポーツイベント、アジア大会の2026年の夏の大会が、愛知県と名古屋市で共同開催されることが決まりました。
県庁では、県と市の幹部が決定を喜び合いました。
2026年のアジア大会をめぐっては、愛知県と名古屋市が共同での招致を目指し、今月、JOC=日本オリンピック委員会が国内候補地に正式に決定し、OCA=アジアオリンピック評議会に提案していました。
日本時間の25日正午から、ベトナムのダナンで開かれたOCA総会で、愛知県と名古屋市以外に立候補がなく、共同開催が決定しました。
日本で夏のアジア大会が開かれるのは、1958年の東京、1994年の広島大会に続き3回目で32年ぶりとなります。
愛知県と名古屋市が示している構想では、36の競技を実施し、ほとんどの会場は愛知県内で、ホッケーなど一部の競技は岐阜県や静岡県で行うということです。
愛知県庁では、中西副知事や名古屋市の新開副市長らがインターネットで現地の様子を見守りました。
そして、共同開催が決定すると、拍手や万歳をして喜び合いました。
中西副知事は「名古屋市との共同開催が決まって本当によかった。
すばらしい大会となるように名古屋市や関係者と取り組んでいきたい」と話していました。
また、新開副市長は「やっとスタート地点に立てたと思っている。
愛知らしい大会になるように、県や関係者といっしょに大会をPRしていきたい」と話しました。
OCAの総会に出席している愛知県の大村知事と名古屋市の河村市長はコメントを発表しました。
大村知事は「大会は、アジアとの交流を深める機会となるなど、愛知と名古屋に限らず、日本全国にとって意義があると考えている。
今後、大会の成功に向けて準備に取り組んでいきたい」
河村市長は「アジアの人たちに、愛知と名古屋のことを好きになってもらえるように、大会に向けて引き続き愛知県と手を携え、市民と一緒になって取り組んでいきたい」としています。
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