先物取引の東京商品取引所 取引時間拡大へ

先物取引の東京商品取引所 取引時間拡大へ
原油や金などの先物取引の市場を運営している東京商品取引所は、日中と夜間の取引時間を拡大することで投資を呼び込もうと、20日から新たなシステムを導入しました。
東京商品取引所は原油や金といった商品の先物取引の市場を運営していますが、シカゴ商品取引所をはじめ海外市場との厳しい競争に押されて、取引量はピーク時のおよそ3分の1にまで減っています。

このため東京商品取引所は、日中と夜間の取引時間を拡大することで投資を呼び込もうと20日、注文の処理能力を高めた新たなシステムを導入しました。これによって、日中の取引開始時間は午前9時から午前8時45分に前倒しされ、夜間取引の終了時間は午前4時から午前5時半に延長されます。
東京商品取引所の濱田隆道社長は、「取引量が増えることは市場の安定化にもつながるので、これからも投資家にとっての利便性を高めるよう努めていきたい」と話しています。