09月26日 19時12分
9月20日、愛知県清須市で大雨で冠水した高架下の道路、アンダーパスに車が取り残されて女性が死亡した事故で、このアンダーパスの入り口の交通規制を知らせる電光掲示板が故障していたことから、愛知県は県内約30か所のアンダーパスで電光掲示板の緊急点検を始めることを決めました。
台風16号の接近で大雨が降っていた9月20日、愛知県清須市のJRの高架下を通る道路、アンダーパスが冠水し、車1台が取り残されて運転していた69歳の女性が死亡しました。
愛知県によりますと、当時、アンダーパスに水がたまり始めたことを道路脇のセンサーが感知し、県はすぐに50メートル程手前の信号から通行止めにしました。
ところが、女性の車は規制した区間の中のマンションの駐車場から出て目の前のアンダーパスに入り、アンダーパスの入り口に県が設置した交通規制を知らせる電光掲示板は故障していて「通行止め」と表示されていませんでした。
これを受けて、県は27日から10月上旬までに、県が管理する県内約30か所のアンダーパスを対象に電光掲示板や道路脇のセンサーが作動するか緊急点検をすることを決めました。
また、県は26日中に、県内の建設事務所に対して、管轄する地域に大雨警報が出た場合は職員がアンダーパスの付近で待機し、アンダーパスが15センチ以上冠水すれば、電光掲示板だけでなく職員も現場で交通規制にあたるよう指示することにしています。
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