スタジオパークからこんにちは 相楽樹、伊藤淳史、西田征史 2016.09.26


生字幕放送でお伝えします伊藤淳史⇒スタジオパークから…相楽⇒スタジオパークから…こんにちは!伊藤アナ⇒きょうのゲストは「とと姉ちゃん」の妹の鞠子役の相楽樹さんとその夫、水田正平役の伊藤淳史さんがゲストです。
きょうのスタジオパークのテーマは最終回直前「とと姉ちゃん」スペシャルです。
シンプルで工夫はないんですけれどもスペシャルということできょうの司会は「とと姉ちゃん」でナレーションを担当している檀ふみさんです。
檀⇒よろしくお願いします。
楽しみにまいりました。
お二人は会ったりとかは?打ち上げのときに初めてお会いしました。
相楽⇒きょう2回目ですね。
きょうはじっくりお話を伺いますがスペシャルということできょうはさらにゲストをお招きしています。
「とと姉ちゃん」の脚本を担当している脚本家の西田征史さんです。
西田⇒よろしくお願いします。
西田さんは、真ん中にどうぞ。
挟む形でお願いいたします。
きょうは豪華4人のゲストという形になりますけれども楽しい「とと姉ちゃん」の裏話そして3人の意外な過去。
大丈夫ですか?西田⇒そんなに驚かれないかもしれませんけれども。
お宝映像も登場しますのでお楽しみに。
3人への質問・メッセージお待ちしています。
それではお席にお願いいたします。
改めてご紹介いたします。
本日のゲストは脚本家の西田征史さん。
西田⇒お願いします。
俳優の伊藤淳史さん。
伊藤⇒よろしくお願いします。
そして相楽樹さんです。
相楽⇒よろしくお願いします。
いよいよ今週、最終回になってしまいますね。
どうですか。
クライマックスを迎える皆さんのお気持ちは。
脚本家の西田さん。
西田⇒あっという間ですね。
オンエアを迎えるまでまだかという感じだったんですけど僕は先に書いていましたのでね。
そこまで長かったですけれども始まってしまったらあっという間ですね。
檀⇒朝ドラをお書きになるのが夢だったと西田さんおっしゃってましたよね。
あと1週間で。
夢のひとときでしたね。
伊藤⇒撮影は1か月前ぐらいに終わっていたんですけれどもオンエアも続いているし終わった気がしなくてきょうここに来させていただいて今週で終わるんだと思うとすごくさみしいなという気持ちになりますね。
僕も朝ドラは初めてで。
本当に家族みたいになってらっしゃった感じですよ。
打ち上げのときに拝見したらもう入り込めない感じ。
一体感があったんですね。
相楽さんはどうですか?相楽⇒なんだかんだ言って11月くらいから撮影していたので。
去年のね。
はい、長かったですけど。
本当に仲がよかったので家に帰っても家族がいるけれども現場に来ても家族がいて居心地いい場所が2つあってそれがなくなるのはすごくさみしいです。
もう1つの家族という感じだったんですね。
脚本家も家族みたいな感じなんですか?西田⇒そんな距離感ではないですね。
相楽⇒時々スタジオにいらっしゃったり。
西田⇒3回くらいですね。
それでお書きになられるんですか。
勝手にお芝居を見て寄せていった部分もありますしだから勝手に親近感を覚えていて。
自分の育てた子どもたちみたいな?仲間という感じですね。
脚本のほうは先に準備から入られてどのくらい前からですか?去年の6月から書き始めて。
1年半前に書き始めたんですね。
作業としては7月いっぱい8月頭くらいで終わったので1年1か月ぐらいかかっています。
いつも台本を読むのを楽しみにしていたんですけれどもいちばん最終週今週分がくるのが遅くて遅くて。
西田⇒すみませんでした。
待ち遠しくて待ち遠しくてどうなるのかしらと思っていたんですけど。
最後こだわりたいところがあったんです。
時間のリミットまで粘らせていただきました。
引っ張ったんですね。
檀⇒毎回次はどうなるのかしらと楽しみでしょうがない脚本だったんですよ。
ありがとうございます。
ご自身のお気に入りのシーンはおありになるんですか。
西田⇒花山と常子が雑誌を立ち上げることを決めたシーンだとかきょうお二人がゲストですのでこの2人ですといろいろあるんですけれどもやっぱり出会いのシーンもそうですしプロポーズをして鞠ちゃん側からようやく受けられますというシーンだったりとか実はあそこ裏話があるんです。
打ち上げで初めて聞いたんですよ。
相楽⇒伊藤さんが言ってましたね。
西田⇒プロポーズを受けるというシーンで台本にはなかったけど現場でということです。
相楽⇒打ち上げのときに言ってましたよ伊藤さん。
忘れてるんですか。
伊藤⇒全然覚えています。
あのシーンでしょう?相楽⇒あのシーンです。
台本にはなかったんですけれどもキスシーンがあったんです。
檀⇒本番にもなかった。
台本にもなくて。
相楽⇒ハグだったんです。
監督がここはやっぱりキスぐらいしておこうか。
そんな簡単に?相楽⇒急に決まったんです。
こんな感じで決められるんだと思ったんですけれども。
檀⇒実際には使われなかったんですよね。
撮ったんですか?相楽⇒撮りました。
西田⇒実際に撮ったけど使われなかったから思い出だけ残ったということです。
使われなかったから。
西田⇒伊藤さんのもそうかもしれない。
伊藤⇒ちゃんと撮りました。
オンエアがなくてびっくりしました。
相楽⇒ハグもなかったんです。
そこまでは西田さんの脚本にあったんです。
西田⇒そこら辺でとどめておこうということで。
清らかな感じであの時代水田のキャラクターではできませんよね。
なかなかそこまでいけるかどうかという感じですね。
伊藤⇒現場で監督に大丈夫水田じゃなくて伊藤になってないとか言われて。
相楽⇒私も相楽が出る感じで。
檀⇒監督の趣味じゃないですか。
伊藤⇒監督が見たかったんです。
監督の趣味だと思います。
今の話にも出てきましたが視聴者の皆さんにメールで募集するテーマを決めさせていただきました。
相楽⇒あなたの知りたい「とと姉ちゃん」は?ということです。
裏話や視聴者の皆さんがここがすごく印象に残っているとか質問もあったらどうぞお寄せください。
3人へのメッセージもお待ちしています。
思い出のシーンがちらりと出てまいりましたがいよいよ最終回を迎えるにあたってこれまでの中で皆さんの思い出深いシーンを挙げていただきました。
その1つがお二人の出会いのシーン。
鞠子と水田正平の出会いは終戦後の闇市でした。
鞠子たちは、雑誌作りのための紙を買いにやって来たのです。
案内するからついてこい。
(3人)はい!あの!あ!叔父さん。
あの方、何か言いたそうです。
当時、水田は露天商組合の経理として働いていました。
5円、足りない…。
5円足りないって言ってます。
あれ?悪い、悪い、5円な。
叔父さん、まさかごまかそうとしたんじゃ…。
するわけねえだろ。
露天商組合の人間だますなんて。
組合の方なんですね。
ええ、水田といいます。
こんにちは。
お嬢さん呼び止めてくれてありがとう。
いえ。
2人の恋は、水田の一目ぼれから始まったのでした。
伊藤淳史⇒すみません。
伊藤アナ⇒2人とも印象的なシーンなんですよね。
相楽⇒印象的でした。
初日だったんです。
檀⇒初めてここで撮影に入られたということなのね。
この伊藤さんのお顔。
ちょっとやりすぎなんじゃないかと思ったんですけれども監督に朝ドラって一日15分だしいろんな人を描かないといけないのでできるかぎり分かりやすくやりすぎなくらいやってくださいと言われてこういう顔になってしまったんです。
相楽⇒リハーサルで最初に初めてそこでお会いして初めてこのシーンのお芝居をやったんですけどもう分かりやすい、ほれ具合に爆笑しちゃって私が笑いが止まらなかったんです。
ずっと真剣な顔でこれをやり続けているので。
ほれているわけですから真剣ですよね。
本番も笑わずに?相楽⇒笑わずに。
でもリハーサルでつぼに入ってしまってずっと伊藤さんの顔見て笑って失礼な感じで。
よくあることです。
伊藤アナ⇒途中から入るわけですよね伊藤さんはそれで打ち解けて。
伊藤⇒5月からの撮影で半年ぐらいたっていたのでそういう現場に途中から入るというのがいちばん緊張するし正直、苦手なんですよ。
でも本当に三姉妹含めてスタッフさん、キャストさんとか温かく迎えてくれたので本当にすぐ打ち解けられたというか。
爆笑から入ったんですよね。
相楽⇒伊藤さんは人見知りじゃないですよね。
びっくりしたんです。
途中から入ったのに打ち解けるのがすごく早くて。
意識したんですか?伊藤⇒いやいやそんなことないです。
西田⇒現場によるんですか。
伊藤⇒実は人見知りなんです。
相楽⇒そうなんですか?最初はでも相手の方との距離というか相手の方が、ものすごく優しく楽しくきてくれたら仲よくなりたいなというのがあって今回もそういう現場に救われたというか。
だから、すぐ仲よくなれたし初対面の人のリハーサルで顔を見て笑うというのは。
相楽⇒すみません。
おかげですぐ仲よくなれました。
脚本家の西田さんとしてはあそこはどのように。
西田⇒監督の話もありましたが水田がここではっきりほれたというシーンなんですよね。
それ以外にきっかけってあまり作ることができてなかったので単純に一目ぼれという表現にしていただきたかったのでこのシーンがうれしかったですね。
脚本では一目ぼれする水田だったんですか。
それはちょっと覚えてませんけれどもそういうニュアンスでした。
このシーンはすごく長い一目ぼれ感を出さなければいけないんですよね。
伊藤⇒最後ほれているというところに檀さんのナレーションが入るんですけれどもちょっと長めの、3行から4行ぐらいの20秒ぐらいになるんですかね。
それが入る予定なのででも、それって撮影してからナレーションなので長くなることもあるしだいぶ長くこの顔をしておいてくれと言われて。
でもそんな長さはいらないだろうというくらい監督がカットをかけてくれないんですよ。
檀⇒見たいそれ。
もう一度見たいです。
西田⇒見たいですよね。
ぜひその一目ぼれ感満載のシーンとして使っているのは20秒くらいです。
そこにナレーションがついています。
檀さんのナレーションがつかなかったらどうなるかということも思い描きながら。
ナレーションなしで見ません。
ナレーションありで見ます。
急に言わないでください。
じゃあナレーション皆さん消していただいて。
ナレーション⇒地味ではありますが、これが小橋三姉妹と水田の出会いでした。
今後、常子たちはこの水田によって大いに助けられることになるのです。
伊藤⇒本番はこの3倍ぐらいやったんですよ。
なかなか監督がカットしてくれなくてキスシーンをカットした監督なんですけれどもね。
なんか恥ずかしいな。
2分ぐらいやっていたということですかね。
かなりやっていました。
このようなシーンに出来上がってご覧になっていかがですか?西田⇒脚本を超えていただいたなと思っています。
いやいや、カットがかからなかったので。
檀⇒私はまず脚本を拝見して素で読むんですよ。
映像なしで、まず最初仮のナレーションをとるんです。
できた段階で本当のナレーションをとるんですけれども脚本を読むのも次々に読んでいくのも楽しみだったんですけど皆さんがどういうことをなさるかも、とても楽しみでした。
演出の方がどういう演出を入れているのかというかなりびっくりされたこともありますでしょう?西田⇒意外な方向にいっていることありますよね本と違って。
それは見てみないと分からないということです。
分からないのがまた楽しいんですよね。
西田さんもここまでコミカル感がくると思わなかった、ってこともありますか?ありました。
ナレーションするときは今の映像を見てということなんですね。
何の違和感もなく水田ってこういう人なんだなと思いつつナレーションしてましたけれどもまさか鞠子と結婚するとは思いませんでした。
伊藤⇒ありがとうございます。
檀⇒おめでとうございます。
改めてここで、おめでとうございますと。
2人は結婚していくわけなんですけれども、ここでクイズでございます。
実は撮影現場で相楽さんが伊藤さんのことを知れば知るほど、意外だな伊藤さんって、と思ったことがあるそうです。
それはいったい何なのかお考えください。
リモコンの準備はよろしいですか。
この問題は意外だったということで3つ選ばせていただきました。
緑のすぐ寝るというのはロケバスとか休憩時間にすぐ寝ちゃうということなのかしら。
メールもたくさん届いています。
山梨県の50代の女性の方です。
「とと姉ちゃん」楽しく拝見しています。
今週でおしまいだと思うと寂しくてしかたありません最初は三姉妹の話を男性が書くと知り少し心配だったのですが姉妹が仲よく手を取り合って激動の時代を生きていく様子が生き生きと描かれていてすばらしかったです。
最後まで見守りたいと思っていますということです。
西田⇒時代性もありますし本も読んだりしたんですけれどもそうおっしゃっていただくと。
参考にしたものとかあるんですか。
当時の女性が書いたエッセーとか小説とかを読みました。
三姉妹の一体感が出たということですね。
東京都の20代の女性の方です。
伊藤さんの大ファンです。
水田さんを見ることが楽しみで続きが待ち遠しい毎日でした。
相楽さんとの夫婦役も、とてもほほえましく水田夫妻をそろって拝見できてうれしいです。
「とと姉ちゃん」終わってしまうと思うとさみしいです。
「とと姉ちゃん」ロスになりそうですといただきました。
相楽⇒ありがとうございます。
夫婦そろっている姿を見るのが好きだということですね。
2人ではこういうふうにしようとか話があったんですか?逆らうコメントしましたっけ。
伊藤⇒あまりしてないですね。
西田⇒今の感じだとしてないですね。
台本に2人の感情を書いていただいてました。
檀⇒水田さん、伊藤さんがね鞠ちゃんのこと好きなんだなというのは実際の場面でも、この間打ち上げのときでも投げキスとかされたりしてお二人とも仲よくされているんだなと思っていました。
神奈川県の40代男性の方です。
すてきな登場人物の中で私のいちばんのお気に入りは相楽樹さんふんする鞠子です。
鞠子の相手の立場や気持ちをきちんとくんでから意見する優しさや賢さが大好きです。
優しく賢い鞠子にほれてしまった水田さんの気持ちは同じ男としてよく分かりますということです。
相楽⇒ありがとうございます。
相楽さんが現場で伊藤さんを見て意外とこういう人なんだと思った何と思ったでしょうかということで視聴者の皆さんのお答えは青のせっかちが多いですね。
続いては赤の男らしい。
緑のすぐ寝る少ないですね。
相楽⇒赤の男らしいです。
2番目に多い、男らしいでしたね。
伊藤⇒意外とということですよね。
ありがとうございます。
檀⇒意外とというのは、こちらの伊藤さんがアナウンサーが言ったことですよ。
相楽⇒お会いするまでは水田さんみたいな印象を勝手に持っていたので伊藤さんに対して。
実際、夫婦になるって知ってやっぱり2人で会話をする時間も増えたりとかしていてみんなでごはんに連れていってもらったりとかするときも率先して、お店を予約してじゃあ俺が店を取っておくよとかあとコーヒーを毎日すごく飲むんですよブラックコーヒーをずっと、朝飲んでいるんですよ。
必ずどこかで買ってきたコーヒーを手に持っておはようって絶対ブラックコーヒーを持っているんです。
伊藤⇒アイスコーヒーね。
相楽⇒アイスコーヒーでしたね。
ミルクとか入れないんですよね。
そこが男らしいの?それが意外だったんです。
伊藤⇒ブラックコーヒーを飲んで男らしいというのは、世の男性もみんな男らしくなっちゃいます。
私もブラックコーヒーを。
相楽⇒周りの人と話すと伊藤さんは甘いコーヒーを飲んでいるというイメージということなんですよね。
檀⇒相楽さんはお若いですよね。
21歳です。
年齢差があるから。
伊藤⇒すごく年が上に見えるというか大人の女優さんに見えるというか。
唐沢さんは、いつも鞠子老けているなというんですけど。
相楽⇒大人っぽいと言ってくれればいいんですけれども老けているって言われるんです。
現場で疲れてくると立って待ってるのに机にもたれるとか。
立っていられなくなるんですよ。
一回り違うんですけれどもそういうふうには思えないくらいの現場の感じなんです。
ぴったりの夫婦の感じですよね。
西田さんも鞠子は大人っぽい感じというのはありましたか。
西田⇒それはありました。
でも書いていて表の顔と裏の顔が違うというふうに水田には違う裏の顔も見せられるかなという感じで書いたんです。
この3人実は水田夫妻のシーンで3人とも思い入れがあるシーンがあるということです。
印象的なシーン、こちらの写真です。
結婚式のシーン。
視聴者の方からも。
とても印象的でした。
「とと姉ちゃん」のあいさつ。
毎日欠かさず見ていますということで結婚式のシーンが印象的だったということです。
その中のスピーチ、花山と常子が、とと姉ちゃんがスピーチするんですよね。
とと姉ちゃんの考えていたスピーチを、花山さんが先にしてしまうんですよね。
花山⇒結婚は2つの国を1つにするようなものです。
それをまとめるには毎日の食事みそ汁が大きな役割を担っています。
常子⇒えっ。
互いに育ってきた環境を尊重し理解し合わなければ2人にとって、おいしいみそ汁を完成させることはできません。
私も、おみそ汁に絡めて2人の人生を話そうと思っていたんです。
似てる…。
ほぼほぼ同じ。
どこか間が悪いというか失敗も多くて。
でも、そんなときいつも私を助けてくれたのが鞠子でした。
いつも支えてもらっていたのは私なのだと鞠子が嫁ぐことになって初めて気付くことができました。
きっと水田さんは、これから誰よりも幸せになることでしょう。
親ばかだと笑っていただいても結構です。
でも、うちの鞠子はそれほどすてきな女性です。
伊藤アナ⇒スピーチのシーンでした。
どこがいちばん印象的でしたか。
相楽⇒やっぱり、とと姉のスピーチを聞いて、本当の思い出みたいに昔のことががーっと振り返ってきて。
檀⇒撮影のことですか。
そうですね。
女学生時代のころとか今まで撮影で過ごしてきた時間とかいろいろなものが、あのときぶわっと、自分の頭の中によみがえってきて。
檀⇒本当にその気持ちになって涙がポロッと。
相楽⇒そうですね。
とうとう、とと姉と別々になるんだなと。
今まで、一緒にやってきていろいろな経験をして、ここでようやく常子と鞠子が別々になるので、そこはやはりすごく印象的でした。
大人っぽいのね。
お答えもね。
伊藤⇒撮影が長かったという印象です。
一日かけてやりました。
この格好でかわいそう。
それで最後にあんなにポロポロ泣かれたの?つらかったからかしら?西田⇒いやいや。
相楽⇒朝はどうなるかと思いました。
初めてあのような、かつらと着物を着てやったのでおもりが載っているみたいで。
そういう感覚でした。
後半は、まひしていましたね。
よく分からないまま。
慣れてきました。
西田さんも、ここは思い入れがあるそうですね。
西田⇒実はもう1回、違う流れで結婚式のシーンを書きました。
自分で硬くなりすぎている気がして、とと姉ちゃんと鞠さんは自分としてはちょっと違うような感じがして最後の締め切り間際まで悩んでそれでふと思いついたのが花山とコメントがかぶってしまうというアイデアです。
あれを経て常子は用意したコメントではなく思わず心を吐露してしまう。
という流れが作れたときに何か自分の中でも答えが見えた気がしました。
どういうところからアイデアが出てきたんですか?あれは確か公園ですね。
結構悩むととことこ歩くようにしています。
それで自分でアイデアを携帯で打ちまして家のパソコンに送るとかそういうことをしています。
公園で打ちながら?アイデアの羅列ですけれどもね。
コメントをかぶるとかを打つんです。
それであのスピーチが公園で生まれたということなんですね。
今度一方で、思い入れのあるシーンですが今度はキャストのお二方が大変だったシーンを挙げていただきました。
まずは相楽さんの大変だったシーンです。
女にしとくにはもったいないね。
美子⇒私も上る。
鞠子⇒よし、私も。
相楽⇒これは冬に撮っていたので。
真夏の服です。
下は枯れ草がありますね。
はだしで上っているので。
寒いし、高いし。
死ぬかと思いました。
初めて死を感じました。
寒さで。
これはたぶん、とと姉ともよく話すんですけどこのシーンは寒かったねという。
最初のころよく夏のシーンですけれども白い息が出ていましたね。
高いですし、風もすごく強い日でよけいに冷える日だったんですよね。
美子役の姫奈ちゃんが小さいので震えが止められなくなってしまって体が勝手に震えてしまうぐらいでした。
結構長く撮っていますね。
あちらからこちらから。
空撮みたいなものもありますよね。
西田⇒上がったら何分ぐらいいたんですか。
相楽⇒上着を着て上がって上から落として撮ったらすぐにスタッフさんが上に上ってくださって、なるべく時間は少なくしてもらったんですけど私はすごくこのシーンが好きで本当に寒さを感じないぐらいきれいなシーンだったんです。
大好きなシーンでもあり。
本当に大変でもあり。
上からとと姉と美子と西田さん!と言いながら。
西田さんがいけないのね。
西田⇒なぜこのようなシーンを書いたんだと。
申し訳ありません。
この風もすごく印象的でした。
いいシーンでしたね。
西田⇒風は書いたつもりはないですさすがに。
逆に大変だったけど印象に残るシーンでしたね。
相楽⇒大好きなシーンです。
続いて伊藤さんの大変だったシーンです。
あなたの暮し出版さんでは洗浄率についてどのような試験を行っていますか。
シャツや靴下、シーツなどを洗って基本的には目視で汚れ落ちを判断しています。
伊藤⇒新聞社主催で電機メーカーと公開試験をしたところです。
2話分まるまるだったんですよね1話が。
スタジオの中でもいろいろなセットがありますが同じセットにこの人数がずっと、い続けるというのはなかなか大変なんですよね。
やっぱりほんとに朝まで撮影が続きましたし。
次の日の朝までですか。
やりました。
朝から4時ぐらいまでずっとやっていました。
この人数と同じ場所で。
でも商品の話なのでせりふはどうしても説明しなければいけなくて、皆さんに言わなきゃいけないので皆さんは大変な思いをされていて。
水田はほとんどしゃべっていないんですけれども。
僕は隣に美子がいたんですが昼ごはんと夜ごはんのあとの睡魔ですね。
そっちか。
みんな頑張っているのに眠気がきてはいけないと思うんですけど、きてしまうものはしかたがないんですよ。
本当にごめんと言いながら隣にいる美子を見てもなんか怪しい顔をしていて。
みんな同じ思いなのかなと思って。
常子はやはりすごくしゃべらなきゃいけないのでシーンだったんですけど深夜になってくると疲労もピークになっちゃって先座っていて撮影の合間はスタジオを出てもいいんですけど出る元気もなくてずっとそこに座ったまませりふを唱えていたという感じでこの辺りはやっぱり撮影の疲労もピークでしたがすごくいいシーンになったので。
ちょっと西田さんは申し訳なさそうな顔してますね。
西田⇒申し訳ない気持ちでいっぱいです。
常子にも実際に言われたんですけども彼女が大人になって、賢くなるにつれて説明的なせりふが多くなったと言われましたが、そうだなと思いました。
三姉妹の中では誰がお好きですか。
西田⇒難しいですね。
きょうは鞠子ということで。
相楽⇒いいですいいです。
西田⇒タイプとしては本当の気持ちで言うと美子かもしれません。
つきあうならですよ、真剣に考えてすみません。
キャラクターとして考えると常子はやっぱりかわいらしかったですし常子のことをずっと思いながら書いていました。
大変だったり、いろいろな思い入れのあるシーンでしたがぐぐっと「とと姉ちゃん」の裏話に迫りました。
ちょっと小休止です。
今度は3人の意外な過去ということで、NHKにあるお宝映像を探してまいりました。
まずは伊藤さんのお宝映像です。
大河ドラマ「春日局」です。
竹千代、ご膳はしっかり食べたか。
はい。
伊藤⇒5歳のころです。
鬼さんこちら、手の鳴るほうへ。
千熊、すずめの巣じゃ。
長四郎、取ってくれ。
危のうございます。
すずめが欲しい!何をしている、下りろ!断りものう勝手なまねは許さん。
千熊!千熊!千熊!千熊!相楽⇒まんまですね。
西田⇒まんまってそりゃ本人ですから。
伊藤⇒全然変わらない。
でも当時の記憶を全然覚えていないんです、記憶が全くないんです。
27年ぐらい前になるんですけど全然覚えていなくて。
この前、唐沢さんとちょっと食事をしたときに大河の話になって実は「春日局」に出ているんですと言ったら、伊藤まじかと言われて唐沢さんも出ていらっしゃって、だから初めて会った気がしなかったんだと言われたんですけれども、それは絶対うそだと思います。
共演はしていないし。
唐沢さんは26歳でした。
若い。
ばちばちたたかれた千熊千熊と伊藤さんがおっしゃっていた人が大きくなったあとが唐沢さんでした。
どこかで見たことがあると言われたけれどもそれは絶対うそです。
相楽⇒若い。
全然覚えていません。
いつぐらいから記憶がありますか。
小学校6年生ぐらいですね仕事の記憶は。
でも、以前共演させていただいた仲村トオルさんに楽しいことは忘れてつらいことや苦しいことを覚えているだろうって言われたときになんか子どもながらに仕事を楽しんでいたのかなという気はしたんですよね。
確かに保育園のときにけがをしたとか自転車で転んだということは覚えているんですけれども仕事の話は覚えていないので何かすごく子どもながらに楽しかったのかなというふうにそういう気がしています。
檀⇒つらくて眠い現場はなかったのね。
伊藤⇒なかったと思います。
5歳のころのお宝映像でした。
続いて今度は相楽樹さんのお宝映像です。
相楽⇒なんだろう。
芸能界に入ったばかりスカウトで入ったということですがデビューしたとのころの映像です。
相楽⇒嫌だ。
うわ…。
何?うわあ!見る?昔の人が描いた妖怪の本。
気持ち悪い。
村井さん、いつも変な本読んでいるね。
この前も魔法の本だった。
これ、表紙の絵。
下手くそで悪いけど。
何?このお寺の周りにうようよしてるの。
妖怪のつもり。
やだ、気持ち悪い。
不気味。
ばかみたい。
小学生でもないのにお化けの絵なんて。
相楽⇒棒読み。
西田⇒アイドル的な。
相楽⇒棒読みだ、恥ずかしい。
朝ドラに出演されていたんですね。
水木しげるさんの次女のクラスメイト役だったんですね。
ちょっとだけ意地悪な役です。
檀⇒懐かしいって言っているけれどもちょっと前じゃない。
デビューしてすぐなんですよね。
15歳のときに事務所に入ったのでそのときぐらいですね。
向井理さんとは、そのときお会いしていないんですけれども実は出ていたんですよ、という話とかもしたりして。
向井理さんは水木しげるさん役でしたね。
結構、相楽さんふっくらしていたのね。
そうなんです。
高校生だったのでスタジオで撮影するのもこのときが初めてだったのでNHKのセットはすごいなという印象がすごく残っています。
全然周りが見えていなかったので何かセットがものすごく細かいなとしか。
そういうイメージです。
あと向井さんが大きいなとかなんかそういう断片的な記憶があります。
中学生らしい初々しい感じです。
ある意味デビューに近い形になると思いますけれども朝ドラのオーディションは何回も受けていらっしゃるそうです。
そうですね。
「とと姉ちゃん」を入れて3回受けていますね。
3つの朝ドラで受けているということですか?「ゲゲゲの女房」は?これは違うんです。
その後の作品です。
「あまちゃん」と「あさが来た」と「とと姉ちゃん」です。
とてもおうちの方が喜んでくださったでしょ。
喜びましたね、両親もおじいちゃんおばあちゃんとかも本当に喜んじゃって。
うちの祖母が佐賀にいるんですけど佐賀中で、なんか佐賀で有名になっちゃって、私の名前が。
佐賀中で。
あそこのお孫さんが鞠ちゃんなのよみたいな鞠ちゃんって言えばみんな分かってくれるのがうれしかったみたいでどんどんうわさがうわさを呼んで広まっていって。
佐賀の誇りだという感じなんでしょうね。
佐賀で有名な。
出演して変化というものはありましたか。
周りの人の反響を含めて。
それはだいぶ変わりましたね。
街を歩いていても声をかけてくださったりとか増えましたしお年寄りの方とかも。
檀⇒打ち上げの中で伺ったんですけれども少し意地悪なことをした人はスーパーであんなことをしたらだめって言われたことがあるそうですね。
伊藤⇒役柄についていてよりも役名をやっぱり覚えてもらって水田さんと言われてこの間、たまたま旅行でおそば屋さんに入って年配のおかみさんがうわあ!と言ってすぐ朝見たと言って。
水田さんと言ってくれて。
その言われ方は、なかなかほかの作品にはなかったので本当にすごい世の中の人たちたくさん見てくれているんだなということを思いましたね。
そんな伊藤さんですが今度は西田さんのお宝映像です。
西田⇒恥ずかしいですけど。
いちばん左です。
はい、それは「つき」ですね。
そう、これにこの字を付けると…。
これは、「しょうがつ」よ。
さっきは「つき」って読んだのに今度は「がつ」って読んだわ。
これも正しいの「ただ」って読んだり正月の「しょう」って読んだりしますよね。
♪〜西田⇒こっち向いている。
うわあ、もうもういいかもしれない。
長い!檀⇒腰も振っていますよ。
西田⇒申し訳ありません。
Eテレで放送していた小学校低学年向けの番組でした。
木の妖精役でした。
最初はお笑い芸人だったんですよね。
実は19歳から、お笑い芸人をやっていて、オーディションでちょうどこれはコンビで受かったということなんです。
ただ、このころからお芝居というか自分で本を書いていたので今はちょっと直結はしないんですけれども。
コントはお芝居でせりふもありますしね。
だから、ちょっと西田さんの脚本はとても生き生きしていてくすっと笑ってしまったり役者さんとして乗りやすいところがあったんじゃないですか。
実際に、リハーサルでやってそのあとまた本番でやるとより笑えるという感じがあるので。
みんながどうお芝居をやるんだろうというのがさらに楽しみでした。
森田屋さんのテンポのよさとか大好きでした。
コントのようなやり取りがありましたね。
せりふの丁々発止で。
でも、なぜ芸人さんから脚本家へ転身したんですか?西田⇒このころにもう芝居もやったりもしていて自分で20分ぐらいの芝居を書いたときに、5分のコントを書くよりもなんか自分としてはそっちのほうがやりがいを感じたんですね。
物語を見せながら少し笑わせたり泣かせたりというお話を書くことの魅力にその辺りで気付き始めて、こっちの道を目指しました。
今回、初めての朝ドラの脚本担当でした。
そのあと担当してから何かありましたか?西田⇒家に籠もって仕事をするので世の中的な接点がないんです。
親戚のめいっ子が4歳でどうしたもんじゃろのぉ…がちょっと言えなくてどうしたもんじょろのぉ…と云うんですけれどもそれが口癖で聞かせてくれたりしてふと入った店で、おすし屋さんのかぶっている帽子を子どもがあれは、森田屋の大将がかぶっている帽子だというのを耳にしてああ、と思いました。
親戚で、親の勘当が解けたとかそういうのはないんですか。
もともと勘当されていなかったんですけれども。
お笑い芸人になったときも快く送り出してくれたんですか。
反対はなかったです。
やれるならやってみろと。
そしてNHKや民放でも映画やドラマで脚本を担当されています。
3人のお宝映像をご覧いただきました。
番組の最後に皆さんが投げかけた質問に答えていただきます。
たくさんいただきました。
檀⇒みずたまりという名前になってしまうというシーンですね。
相楽⇒その台本が来る前からいろいろな方から話を聞いていて、なるほど水たまりかと思って。
笑いはしなかったんですけれどもでもなんか、すごくそのシーンをやるのは楽しみでした。
伊藤⇒僕は知らなかったのでおもしろかったです。
みずたまりか、と思って。
西田⇒これはアドリブですね。
台本にはないです。
伊藤⇒さすがにちょっと書きづらいですよね。
相楽⇒私はカニクリームコロッケですね。
洋食屋さんで出るんですか?結構水田家でもコロッケとかよく出ていたのでカニクリームコロッケそれをオーダーしてお願いしますと言って。
撮影中に味が分かりますね。
私はあまり食べられませんでした。
伊藤⇒食べるシーンはどんどんカットがかかっても食べ続けちゃうんです。
ずっとスタジオで食べていたので。
おいしかったよね。
檀ふみさんのナレーションが大好きです。
温かく優しくてちょっとおちゃめなのが、ドラマ雰囲気にぴったりです。
檀さんがほほえみながらナレーションしている姿が思い浮かびますということです。
あそこのふくすけを好きになったような気持ちで森田屋のですけども。
ナレーションさせていただきました。
愛知県の方からです。
8か月の娘は「とと姉ちゃん」の主題歌が流れると泣いていても泣きやみ授乳中でもおっぱいから離れテレビにくぎづけになるぐらい「とと姉ちゃん」が好きでした。
娘が初めて見た連続テレビが「とと姉ちゃん」でした。
終わってしまうのは親子としてもとてもさみしいですといただきました。
いよいよ最終回、今週迎えます。
ひと言ずつお願いします。
西田⇒最後に花山と常子が長い間培ってきた関係がどういう終わり方を見せるのか。
水田家小橋家の最後をどうかご覧ください。
伊藤⇒半年の集大成がこの1週間に詰め込まれています。
ぜひご覧ください。
相楽⇒花山さんの最後まで編集者としてこだわり続ける姿を見てください。
2016/09/26(月) 13:05〜13:55
NHK総合1・神戸
スタジオパークからこんにちは 相楽樹、伊藤淳史、西田征史[字][双]

水田夫妻&脚本家の「とと姉ちゃん」スペシャル! ゲスト:西田征史、伊藤淳史、相楽樹 司会:伊藤雄彦アナ、檀ふみ

詳細情報
番組内容
双方向データ放送番組。テレビのリモコンを使って、ゲストに関するクイズやアンケートに挑戦!気になるゲストの生トークにあなたも参加しませんか?テレビをネットにつなぐとさらに楽しめます。
出演者
【出演】相楽樹,伊藤淳史,西田征史,【司会】檀ふみ,伊藤雄彦

ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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