ひらめきの月曜日
2016年9月26日
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9月は毎週レギュラー出演となっている秋雨前線。そろそろ降板してもらっていいんですが…
1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。 (本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ) > 個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター @MasudaMasaaki 1週間を振り返る(東京都心周辺)1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。
雨が降りすぎたおかげで成績アップしました秋雨前線に苦戦していた先々週までとちがって、先週は雨でも好成績。
これまでは細かい雨雲が来て、雨がいつ降るか分からないことに苦戦していたが、先週は大きな雨雲が次々に来て、あまりに雨が降りすぎた。 おかげで、「雨」と言っていれば当たるような状態に。 これは、まさかまさかのパーフェクト! …の展開だったが、最後の最後、日曜(25日)が当てきれず。 晴れ間が出るのは分かっていたが、細かな雨雲が出そうな気配もあって、「朝と夕方以降に、一時雨の可能性」と保険をかけてしまった。 先々週までの「雨に濡れたよー」というお怒りの声が頭に浮かんだことで、予報が弱気になってしまったか。 でも、6勝負けなしは、じゅうぶんな成績! 秋雨前線にリベンジ!でも、まだ次のラウンドがありそうなんですよね…。
今年の秋雨前線は強気です東京は、9月に入って、きのうまで25日のうち、雨を観測したのが22日という、ビックリの多さになっている。
もちろん、一番の原因は秋雨前線。 先週は、台風16号が上陸して本州を横断。 台風が通ったあとは台風一過の青空となってもいいものだが、天気が回復したのは、ほんの一瞬。 すぐさま、秋雨前線が本州付近に入り込んできて、またぐずつく天気がつづくようになってしまった。 席があいたと思ったら、ぱっとカバンを置いて席をとってしまう、あの光景を思い出させるような、素早さ。 今年の秋雨前線は、素早く、しぶとく、強気だ。 【今週のみこみ】今週も秋雨前線に徹底的にマークされそうです週末から、少し弱まってきた秋雨前線。
今週前半は、各地で、晴れ間が出たり、暑くなったりする。 ところが、水曜(28日)頃から、また広範囲で曇りや雨に。 秋雨前線が息を吹き返して、本州付近に横たわるようになる。 またもや、秋雨前線の密着マークにあうことに。 台風17号が大陸で崩れたあと、どうなるかが秋雨のポイントに。
秋雨前線の息を吹き返させるのが、大陸に進む台風17号。
風上から水蒸気を大量に流しこみ、闘魂注入をする。 今週末(1日・2日)は九州〜東北南部の各地で、雨が降りやすくなる。 もし台風があまり水蒸気を送り込まなければ、週末、雨はたいして降らないところが多くなるが…。 結果は来週の記事で! 今週の格言
『台風は遠くに行っても弱まっても、低気圧や前線に闘魂注入する力を持つ。』 質問コーナー台風16号は東に向かっていたのに愛知県で急に南に進路を変えてから温帯低気圧に変わりました。なぜ急に南に進路を変えたのでしょうか?このような動きは初めて見た気がします。台風の形がくずれていたためです。2016年台風16号のコース。
台風のこういった動きは、ときどきあるんです。
日本付近まで来た台風は、形がじょじょにくずれてきます。 特に、それほど強くなかったり、何度か上陸したあとの台風はくずれやすく、円形ではなくなります。 そうすると、台風の中心がどこにあるか、特定しにくくなるんですね。 今回の16号の場合もおそらく、和歌山県→三重県→愛知県くらいまでは、「ここが中心だろう」と追っていたのに、だんだん中心がハッキリ分からなくなって、気づけば、「あっ、やっぱりこっちが中心っぽい」と、海の上に変更したんでしょうね。 なので、台風が進路を南に変えたというより、急に中心がワープしたのを線で結んだ結果なんだと思います。 ちなみに、台風が生きているうちは、コースはあくまで「速報値」で、一段落したあと、気象庁で詳細に解析して、台風のコースが確定します。そのときに、コースが変わる可能性もありますね。 そういえば2011年の台風6号は、キュッと北へ動いて四国に上陸。 「うどんを食べに立ち寄った台風」と話題になったんですよね。 2011年台風6号のコース。
台風の接近時は防災の呼びかけに必死ですが、心の中では「うまいこと言うなぁ」と、ちょっと悔しかったりすることもあります。
詰め天気
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