蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ゴルフ】山下3位 序盤奪首も失速2016年9月26日 紙面から
◇アジアパシフィックOP・ダイヤモンド杯<最終日>▽25日、大阪府茨木市、茨木CC西C(7320ヤード、パー70)▽晴れ、気温28・7度、東1・5メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽71選手(うちアマ3人)▽観衆4238人 3位で出た山下和宏(42)=ザ・サイプレスGC=は6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算7アンダーで首位と3打差の3位だった。序盤の猛チャージで一時は首位に立ちながら、後半に崩れて初優勝を逃した。13位で出た台湾のセン世昌が8バーディー、ボギーなしの62をマークし、通算10アンダーで日本ツアー初優勝を逆転で飾った。 猛然と追い、食らいついた。序盤の6ホールで4バーディーを奪い、早々と首位に立った。2位と2打差。地元のギャラリーを引き連れ、悲願へのボルテージは高まった。控えめに臨んだはずの山下自身も、“その気”になっていた。 「思いがけず優勝争いのど真ん中に入った。ハーフが終わってトップで、もしかして(優勝できるかもしれない)と」 だが、勝負どころで急失速。痛恨だったのは16番パー4だった。残り160ヤードの2打目。8番アイアンでピンを狙った球は左へ引っ掛かり、グリーン奥の池へ飛び込んだ。ダブルボギーとし、手をかけた夢は無情に遠のいた。 先週のANAオープンで82をたたき、予選落ちした。8年間守ってきた賞金シード陥落も覚悟した。「来年、どうしようか」と途方に暮れた。そんな苦境で、支えてくれたのは同僚たちだった。 開幕前日。高山、武藤、竹谷に頼み込んで、練習ラウンドを共にした。武藤には「(調子が)いいじゃないですか」と励まされ、素直にうれしかった。「やれることをやろう」と前を向けた。それが、大きかった。 「もう1回、優勝争いがしたい」。家族の前で、苦節18年のベテランはすがすがしい笑みを浮かべていた。 (松岡祐司) PR情報
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