フェルナンデスがボート事故死　イチローの同僚エース

　マーリンズのエース右腕ホセ・フェルナンデス投手（２４）が２５日早朝、ボートの衝突事故で死去した。訃報を受け、マ軍は同日のブレーブス戦を中止すると発表した。米複数メディアによれば、同日午前３時３０分、米国沿岸警備隊は全長３２フィート（９・８メートル）の大型ボートがマイアミビーチの岩礁に衝突し、大破して転覆しているのを発見。フェルナンデスを含む３人の死亡が確認され、現在も生存者を捜索中。

　マ軍は「マイアミ・マーリンズはホセ・フェルナンデスの悲劇的な死去に打ちのめされている。遺族とともに祈りをささげる」と声明を発表した。今季は１６勝８敗、防御率２・８６。１６歳のとき３度の失敗を経てキューバから米国に亡命。２０１１年ドラフト１巡目（全体１４番目）指名でマ軍に入団し、１６０キロの剛速球を武器に１３年は新人王を獲得。同僚のイチローを「自分にとっては神のような存在だ」と敬愛していた。