点滴異物混入事件 別の患者1人も中毒死の疑い
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横浜市の病院で、点滴に異物が混入され入院中の男性が死亡した事件で、男性の2日前に亡くなった88歳の男性1人からも新たに洗剤や医薬品などに含まれる「界面活性剤」が検出され、中毒死の疑いがあることが警察への取材でわかりました。警察は、いずれも何者かが点滴に異物を混入したとみて、殺人の疑いで捜査を進めています。
今月20日、横浜市神奈川区にある「大口病院」で、点滴に異物が混入され、寝たきりの状態で入院していた八巻信雄さん(88)が死亡し、警察は、何者かが点滴に異物を混入したとみて殺人の疑いで捜査しています。
これまでの調べで、八巻さんの点滴は、死亡する前日に交換され、点滴や遺体からは洗剤や医薬品などに含まれる「界面活性剤」が検出されたことがわかっています。
警察は、この病院で八巻さんの病室と同じ4階に入院し、18日以降、病死と診断されていた90代と80代の男女3人の患者についても、改めて遺体の状況を調べていました。
その結果、八巻さんが死亡する2日前の今月18日に亡くなった横浜市青葉区の西川惣藏さん(88)の体内から「界面活性剤」が検出され、中毒死の疑いがあることがわかりました。
西川さんは、今月13日から八巻さんと同じ病室で入院していて、使用していた点滴は八巻さんのものと一緒にナースステーションで保管されていたということです。
警察は、いずれも何者かが点滴に異物を混入したとみて、殺人の疑いで捜査を進めています。
また、警察は80代と90代の入院患者の男女2人については病死と判断し、事件性はないとしています。
これまでの調べで、八巻さんの点滴は、死亡する前日に交換され、点滴や遺体からは洗剤や医薬品などに含まれる「界面活性剤」が検出されたことがわかっています。
警察は、この病院で八巻さんの病室と同じ4階に入院し、18日以降、病死と診断されていた90代と80代の男女3人の患者についても、改めて遺体の状況を調べていました。
その結果、八巻さんが死亡する2日前の今月18日に亡くなった横浜市青葉区の西川惣藏さん(88)の体内から「界面活性剤」が検出され、中毒死の疑いがあることがわかりました。
西川さんは、今月13日から八巻さんと同じ病室で入院していて、使用していた点滴は八巻さんのものと一緒にナースステーションで保管されていたということです。
警察は、いずれも何者かが点滴に異物を混入したとみて、殺人の疑いで捜査を進めています。
また、警察は80代と90代の入院患者の男女2人については病死と判断し、事件性はないとしています。
西川さんの妻「死亡の原因を聞いていない」
西川惣藏さん(88)の妻によりますと西川さんは今月13日に腰を悪くして病院に入院し、八巻さんと同じ病室に入院していたということです。また18日に亡くなったときには病院側からは病死と告げられたということです。妻は「病院からはその後も説明を受けておらず死亡の原因を聞いていないので混乱している」と話しています。