先日、銀座にあるユニクロの姉妹ブランド「GU(ジーユー)」に買い物に行ったら、レジがすべてセルフレジになっていてビビった私(上記画像)。
過去のニュースリリースを見てみると、2015年5月末くらいからこのセルフレジは使われているようですね。実際、GU銀座店にはこんな感じのセルフレジが6台程度並べられていて、使い方がわからない方をサポートするために店員が1人立っている…という感じでした(引用はこちらから)。
【2015年5月30日】「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングが、「ジーユー」の4店舗でセルフレジの試験運用を始めた。
スーパーのセルフレジとは違う:
このセルフレジは、よくスーパーマーケットやTSUTAYA等に設置されているセルフレジよりもかなり先進的。なんと買いたい商品をレジ下にあるボックスに投入すると、自動的に商品の点数や価格等を読み取ってくれて会計ができるという優れものなんです。
- 通常のセルフレジ:商品をバーコードリーダーで読み取る必要性あり
- GUのセルフレジ:ボックスに商品を突っ込むだけで会計可能
要するに1点1点、商品をバーコードリーダーで読み取る必要性がないので、10点購入しようが30点購入しようが、瞬時に会計が終わるのは快感ですらありますね。むしろ従来の有人レジによる会計が煩わしく思えるほどです。
ICタグを使って商品数と価格を把握:
ではどのように購入する商品数やその価格を判断しているのかというと、これはICタグを使った管理をしているとのこと。
GUの商品の値札にはICタグが埋め込まれているので、セルフレジではそのICタグを読み取りって会計へと繋げているのですね。結果、10点だろうが30点だろうが、瞬時に会計が終わるのです。
※文字だけの説明では少しわかりにくいので、YouTube動画を置いておきます。これを見てもらえれば瞬時に全商品を読み取れるスピードがわかってもらえるはずです。
商品を折りたたむのもお客さんの仕事:
尚、GUのセルフレジでは、購入した商品を畳む作業も、袋詰する作業も、すべて客側で行うことになります。
まぁこれをバーバリーやバーニーズ・ニューヨーク等の高級ショップでやれば批判されるのでしょうが、GUはユニクロブランドの中でも最安のブランドなので、このくらいの手間について不満をいうお客さんはそうはいないのでしょう。このあたりもGUとセルフレジには親和性が高いのかなと思います。
以上、ユニクロ姉妹ブランドGUのセルフレジが革新的!ICタグによって瞬時に商品数と価格を読み取り、スムーズな会計が可能です…という雑談でした。
参考リンク:
GUのセルフレジではカード決済についてもサインレスなので支払いまでスムーズ。実際、多くの方がクレジットカードで支払いをしていました(サインレス決済については下記記事を参考に)。
反面、セルフレジ設置費用やICタグを埋め込むのにどれだけお金がかかるか…というのが導入の障壁になりそう。当面はユニクロのような大企業でしか導入できないかもしれませんね。