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 野生動植物の保護を話し合うワシントン条約締約国会議が25日、南アフリカのヨハネスブルクで開かれ、絶滅が危ぶまれるニホンウナギなど世界のウナギの国際取引の調査を求める提案が第1委員会で審議され、採択された。本会議でも承認される見通し。

 欧州連合(EU)が提案し、日本も「日本はウナギの持続可能な利用に対する責任がある」と述べて賛成した。ただちに規制にはつながらないが、世界のウナギの7割を消費するといわれる日本に保護を求める声が強まりそうだ。

 ウナギは養殖する際にも天然の稚魚が必要だ。日本が大量輸入していたヨーロッパウナギは取りすぎで絶滅が心配され、2009年からワシントン条約で国際取引が規制されている。

 EUの提案によると、ヨーロッ…

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