病院でよく目にする医療機器。注射器やカルーテル、輸血のパックや患者さんをケアするときに使うビニール手袋なども、「製薬会社の工場」により作られています。
製薬会社工場は細かな仕事が中心ですが、自分たちの健康を縁の下から支えている自負もあり、製薬会社の工場に勤務する多くの人がやりがいを持って仕事に当たっています。
製薬会社ということで年収も良さそうなイメージがありますが、実際のところ年収製薬会社はどうなのでしょうか。他の工場と比べ、年収や業務内容はどうなのかまとめてみました。
☆そもそも製薬会社の工場の仕事とは
製薬会社の工場の仕事というのは実にさまざまあります。
製薬会社というと薬を製造するイメージがありますが、出来上がった薬を箱に詰めたり検品したりするのが工場の仕事です。また医療機器で使われる注射器やカルーテルなどの細かな部品を組み立てたり、プラスチック生産ラインへの医療材料を供給したりすることもあり、細かな作業が中心となります。
そのため力作業は全体的に少なく、女性の方や年配の方でも勤められるケースが多く、長期に渡って仕事をすることができます。多くの製薬工場の場合、工場内は空調完備されており、季節に関係なく快適な職場環境で働けるのもメリットです。
☆製薬会社の工場の年収とは
工場によっても様々ですが、製薬会社の工場の年収は「300万円から450万円」が相場と言われています(厚生労働省平成 26 年賃金構造基本統計調査の概況のデータにより)。
しかし、あくまで働く勤務時間帯や作業内容によっても変わってきます。例えば顕微鏡を使用した医療機器のチェックや検査の仕事と言った場合、時給は1,300円前後と高めに設定されているところもあります。
座って行う作業の上、直接組み立てといった作業がないため楽そうに見えますが、もしそこで検品作業でミスが出た場合、多くの医療関係者に重大なダメージを与えることにもなりかねません。
そのため大変集中力が必要な仕事でもあり責任は重大です。真面目にコツコツと作業をする人ほど責任のある仕事を任せられ、結果的に高額な年収工場で働けるようになります。
☆仕事内容がたくさんあるので自由に選べる、希望年収に合わせた働き方も可能
製薬会社の工場のメリットと言えば、多岐にわたる業務内容があげられます。
例えば自動車整備工場での仕事は年収が高めですが、どうしても力作業が必要になったりマシンオペレーターの作業が必要だったり、どちらかと言えば「若い男性向き」の仕事です。
その点製薬会社の工場は自らの目で確認する検品作業、細かな部品の測定や包装作業、組み立て作業などのライン業務など、自分に合った仕事を選ぶことができ、老若男女取り組みやすいお仕事です。
24時間体制で稼働している工場が多く、夜勤の時間帯や残業をすることにより収入を増やすことも可能です。300万円前後の年収が多い仕事ですが、積極的に夜勤や残業をこなすことにより、年収500万円以上の収入も可能となります。
☆取り組みやすい製薬会社の工場のお仕事
製薬会社工場の仕事は、基本的に単調な仕事を黙々とこなすイメージなので、人との関りが苦手な方でも安心して働くことができ、単純作業をこなすのが得意な方には特におススメしたい仕事です。
また生活に欠かせない「医療」に携わる仕事なので、安定した仕事の需要があり、肉体労働が少ないため長期に渡って働くことができます。
また収入の面でも働き方によっては増やすことが可能であり、自分の希望する収入に近づけることも難しくはありません。契約社員としての仕事が多いようですが、真面目に仕事をすることによって安定的な雇用形態で契約することも可能です。
また、社会保障が充実していたり寮が完備されていたりする製薬会社の工場も多く、これから工場で働きたいと考えているのであれば、製薬会社の工場は候補の一つと考えられるでしょう。