ゴルフ 往年のスター アーノルド・パーマー氏死去

ゴルフ 往年のスター アーノルド・パーマー氏死去
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男子ゴルフのメジャー大会で7勝をあげたアメリカの往年のスター選手、アーノルド・パーマー氏が25日、亡くなりました。87歳でした。
アメリカ・ペンシルベニア州生まれのパーマー氏は1954年にプロゴルファーとなり、1958年にマスターズで初優勝を果たし最初のメジャータイトルを獲得しました。
その後、1960年代には全英オープン2連覇を含むメジャーの6つのタイトルを獲得するなど活躍し、同じアメリカのジャック・ニクラウス氏と南アフリカのゲーリー・プレーヤー氏とともに「ビッグスリー」と呼ばれました。
中でもパーマー氏は、当時から始まったテレビのゴルフ中継を通じてピンを果敢に狙う攻撃的なプレーとともに明るく社交的な人柄が知られ、ひときわ高い人気を誇りました。
PGAツアーでは歴代5位の62勝を挙げ、1974年に創設された世界ゴルフ殿堂入りした最初のメンバーの1人となったほか、マスターズには74歳の2004年まで50回続けて出場し連続出場記録も作りました。
ゴルフ関連ビジネスでも成功を収め、世界中で200を超えるゴルフコースを設計したほか、ゴルフ専門テレビ局「ゴルフ・チャンネル」を創設し日本の洋服のブランド名としても知られました。
さらに病院の設立や自然保護など慈善活動にも力を入れ、2012年にはアメリカ議会から最高位の勲章も授与されました。
アメリカのメディアが関係者の話として伝えたところによりますと、パーマー氏は25日午後、心臓疾患による合併症のためピッツバーグ市内の病院で亡くなったということで、全米ゴルフ協会も追悼のコメントを発表しました。