名球会は200勝という基準を設けているが、今や勝ち星で投手を評価するのは難しい。
「昔は完投が多かったので勝利数がある程度の指標だったが、中継ぎ、抑えと分業制になった今、勝利数だけでは投手の実績と乖離してしまう」と岡田さんは問題点を指摘する。
勝ち星を基準に考えると、堀内、北別府のように、在籍当時にチームが黄金期にあり、その援護を受けたピッチャーが有利になる、というのが岡田さんの考えだ。
一方、セイバーメトリクスでは、投手本人の力が及ばない要素がある勝ち星で評価せず、三振を取る力、四死球を出さない力、そしてどんな打球を許しているかなど、純粋に投手の能力に関わる指標で評価する。
勝ち星重視主義とセイバーメトリクス。評価が分かれた代表的な選手が、今シーズンの菅野智之投手(巨人)だ。
「投球内容を示す指標でいうと文句なし。リーグナンバーワンの投手と言っていい。9勝6敗だったから菅野が悪い、というのは不当な評価でしょう。勝ち星重視の犠牲者です」(岡田さん)
では、セイバーメトリクスは、三浦の成績をどう捉えるのか。岡田さんは同じチームのOBを引き合いに出して、こう話す。
「三浦が記録した、3269 2/3投球回(9809アウト奪取)というのは、すごい数字です。ピッチャーはアウトを取るのが仕事。取れなかったら交代させられる。その中で積み上げたこの1万近いアウトは、まさに名球会級。この投球回も含めて、いろいろな数字が、大洋(現横浜)の平松政次に近いんです。低迷するチームを支える、大エースですね」
1998年、12勝を挙げ、38年ぶりの日本一に貢献した三浦大輔。低迷期の2008年、FA権を取得し、阪神への移籍か残留かで悩み抜き、最後に「強いチームに勝って優勝したい」と話してチームに残った三浦大輔。
140キロに満たない球速ながら、正確なコントロールとスローカーブでファンを魅了した、三浦大輔。かつて、「強いチームにいたらもっと勝てた?」との問いに、「ないです。俺は横浜の三浦大輔」と答えてファンを泣かせた三浦大輔。
「ハマの番長」は29日、9810個目のアウトを取りに、最後のマウンドへと上がる。
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