臨時国会きょう召集 論戦開始へ
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第192臨時国会が26日召集され、安倍総理大臣は自民党の両院議員総会で「世界の情勢に対応していくために、とどまっている暇(いとま)はなく、率先してやるべきことはやりながら国民の負託にこたえていきたい」と述べました。
一方、民進党の蓮舫代表は「『批判から提案』という形で臨み、存在感を示せる国会にしていきたい」と意欲を示しました。
一方、民進党の蓮舫代表は「『批判から提案』という形で臨み、存在感を示せる国会にしていきたい」と意欲を示しました。
先の参議院選挙後、初めての本格的な論戦の舞台となる、第192臨時国会が、26日召集されました。そして、午前10時すぎから参議院本会議が開かれ、常任委員長の選任や特別委員会の設置などの手続きが行われました。
国会では、午後1時から天皇陛下をお迎えして開会式が行われた後、衆・参両院の本会議で、安倍総理大臣の所信表明演説と麻生副総理兼財務大臣の財政演説が行われることになっています。
これに先だって、安倍総理大臣は、自民党の両院議員総会に出席し「私たちは責任政党として結果を出していかなければならない。最後の一瞬で勝利を失ってしまうかもしれないという緊張感を持って対応していかなければならない。補正予算案やTPPなど重要な法案が山積しており、世界の情勢に対応していくために、とどまっている暇はない。率先してやるべきことはやりながら国民の負託にこたえていきたい。一緒に頑張っていこう」と呼びかけました。
一方、民進党の蓮舫代表は、党の参議院議員総会で、「臨時国会には、『批判から提案』という形で臨みたいが、提案さえ出来ないお粗末な政府の事例もいくつか見受けられるので、そういったものを1つ1つ丁寧に拾い、大臣の資質も見極めていきたい。そして、限られた財源を、しっかり人に振り分けていき、存在感を示せる国会にしていきたい」と意欲を示しました。
臨時国会の会期は、11月30日までの66日間で、政府・与党が、一般会計の総額で3兆2800億円余りとなる、今年度の第2次補正予算案の成立のほか、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の早期の国会承認を目指すのに対し、民進党などは、「国益が守られていない」として国会承認などを阻止したい考えで、与野党の激しい論戦が展開される見通しです。
国会では、午後1時から天皇陛下をお迎えして開会式が行われた後、衆・参両院の本会議で、安倍総理大臣の所信表明演説と麻生副総理兼財務大臣の財政演説が行われることになっています。
これに先だって、安倍総理大臣は、自民党の両院議員総会に出席し「私たちは責任政党として結果を出していかなければならない。最後の一瞬で勝利を失ってしまうかもしれないという緊張感を持って対応していかなければならない。補正予算案やTPPなど重要な法案が山積しており、世界の情勢に対応していくために、とどまっている暇はない。率先してやるべきことはやりながら国民の負託にこたえていきたい。一緒に頑張っていこう」と呼びかけました。
一方、民進党の蓮舫代表は、党の参議院議員総会で、「臨時国会には、『批判から提案』という形で臨みたいが、提案さえ出来ないお粗末な政府の事例もいくつか見受けられるので、そういったものを1つ1つ丁寧に拾い、大臣の資質も見極めていきたい。そして、限られた財源を、しっかり人に振り分けていき、存在感を示せる国会にしていきたい」と意欲を示しました。
臨時国会の会期は、11月30日までの66日間で、政府・与党が、一般会計の総額で3兆2800億円余りとなる、今年度の第2次補正予算案の成立のほか、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の早期の国会承認を目指すのに対し、民進党などは、「国益が守られていない」として国会承認などを阻止したい考えで、与野党の激しい論戦が展開される見通しです。
菅官房長官 「補正予算案早期成立 TPP承認を」
菅官房長官は、臨時閣議のあとの記者会見で「本国会は先の選挙で国民に約束した、アベノミクスを一層加速し、経済再生を進めることを実現する国会だ。まずは28兆円を上回る経済対策を実施するために、未来への投資を大胆に行う補正予算案の早期成立に全力で取り組んでいく。さらにTPP=環太平洋パートナーシップ協定の早期の承認を求めていきたい。与党と相談しながら、新たな内閣が一体となって政策の具体化に取り組んでいきたい」と述べました。
また菅官房長官は、民進党の蓮舫代表がこの国会で「『批判から提案』という形で臨みたい」としていることについて、「内外の諸課題が山積する中で、具体的な政策をわかりやすく説明して、国会においては正々堂々と建設的な議論を行っていきたいと思うし、新しい代表の下で、民進党も『提案型』と言っているので、そうした議論を期待したい」と述べました。
また菅官房長官は、民進党の蓮舫代表がこの国会で「『批判から提案』という形で臨みたい」としていることについて、「内外の諸課題が山積する中で、具体的な政策をわかりやすく説明して、国会においては正々堂々と建設的な議論を行っていきたいと思うし、新しい代表の下で、民進党も『提案型』と言っているので、そうした議論を期待したい」と述べました。