手軽にコーヒーを楽しみたい時や、本格的なコーヒーを淹れる時間が無いときに、インスタントコーヒーはとても便利です。そんなインスタントコーヒーもひと手間を掛けることで、いつもとは全く違う驚くほどの美味しさを引き出すことができるのです。
そこで、いつものインスタントコーヒーを少しの工夫で本格的な味にする方法をご紹介します。
少しの工夫でインスタントコーヒーが本格的な味に
1.フリーズドライ製法のものを選ぶ
おすすめなのが「フリーズドライ製法」で作られたインスタントコーヒーです。こちらは抽出液をマイナス40度前後で凍結させて砕き、真空で乾燥させます。
粒が大きく水には溶けませんが、味わいが深くなるというメリットがあります。
2.適切な分量で作る
全日本コーヒー協会によると、ティースプーン山盛り1杯に対して、お湯は140~150ccが適量とのことです。
それぞれの商品によって、適量は違ってくるので、ラベルの説明をよく読んでください。
あとは、お好みで濃さを調整するだけです。
3.さっとから煎りする
インスタントコーヒーをフライパンで、さっとから煎りするだけで、香ばしさがアップします。
焦げ付きを抑えるためにもテフロン加工のフライパンを使って、インスタントコーヒーを弱火でじっくり炒ります。
ほんの少し焦げてきたかなというところまで、乾煎りするとよいでしょう。
4.お湯の温度は80度~90度
カップに注ぐお湯は80度から90度ぐらいにしておくと、まろやかな味わいになって香りも引き立ちます。
基本的に温度が高すぎると苦味が増し、逆に低すぎると酸味が増すので、苦みや酸味が好きな方は、それに合わせた温度を見つけるのもコーヒーの楽しみ方のひとつです。
また、熱々でまろやかなコーヒーが飲みたい場合は、カップを温めておくと良いでしょう。
5.少しのお湯で練る
カップにインスタントコーヒーの粉を適量入れて、ティースプーン一杯程度のお湯で練ってみましょう。酸味がやわらいで、味がまろやかになります。
練っている間から、コーヒーの香ばしい香りが楽しめます。
やわらかいチョコレート状になるまで、しっかり練るのがポイントです。
6.電子レンジで温める
インスタントコーヒーをお湯で溶かして普通に入れた後、電子レンジで温めると良いそうです。
電子レンジによりインスタントコーヒーの分子構造が活性化され、カクテルのシェイカーのような効果をもたらし、味がまろやかになるのです。
7.塩を加える
インスタントコーヒーほんのひとつまみ塩をパラリと入れると、まろやかさと酸味が加わります。アラブ諸国では砂糖ではなく塩を入れるほうが、ポピュラーな飲み方です。
手軽にできるのでオススメの方法です。
8.麦茶を入れる
インスタントコーヒーは、どうしても香りが弱くなってしまいがちです。そこで役に立つのが麦茶です。
麦茶は、香ばしさが自慢なので、コーヒーに入れれば、香りをぐっと引き立たせることができます。
入れ過ぎると、味が薄くなってしまうので、自分の使っているインスタントコーヒーに合う量を見極めましょう。
9.甘味をちょい足しする
生キャラメルをインスタントコーヒーに入れてみましょう。溶かしながら味の変化を楽しめます。また、ココアパウダーとミルクを混ぜると、カフェモカ風になります。
また、バニラエッセンスを入れると、ハワイで人気のライオンコーヒーのようになり、一味違うコーヒーを楽しめます。
10.正しく保管する
インスタントコーヒーは、湿気と熱を嫌います。開封後は、使用するたびに蓋をしっかりと閉めて保管しましょう。
蓋の内側のラベルはついたままにしてはいけません。開封したら蓋の内側のラベルを全部はがしましょう。
また、簡単に湿気を防ぐ方法は、さかさまにして保管することです。こぼれないようにしっかりと蓋をして、逆さまにしておくことで、より湿気にくくなります。