みんなおはエコ!(半年ぶりの更新)
突然ですが…
ということで受験時代のこれだけやれば東大文一に受かる(ただし僕は落ちた)参考書を紹介していきます pic.twitter.com/Wu2cWlDMtw
— ゴミクルーン (@DustCroon) 2016年9月25日
今日は唐突にフォロワーに大学受験の時の参考書を教えて欲しいと言われたので
東大に落ちましたが東大向けの参考書を紹介します。
主に文系向けです。
一応ぼくについて知らない人もいるかもしれないのでぼくの当時のスペックを書きます。
名前:ゴミクルーン
在卒高校:都立H高校(公立トップ校)(偏差値72くらい)
校内成績:高1から高3最後まで学年最下位(2科目単位落とした)
浪人の予備校:自宅浪人
東大模試での成績:現役夏E→秋E→浪人夏C→浪人秋E
センターの点数:現役65%、浪人74%
要するに底辺東大志望でした。
今振り返るとどうして受けたんだって思いますが、完全に若気の至りですね。
林修ですら「今は無理でしょ」って言うであろうレベルのスペックでした。
問題を解いている時のぼく
なので、ここで紹介する参考書を使うことで本当に成績が上がるのかはわかりません。参考書を書いた先生方、ぼくのせいで売上落ちても訴えないでください。
しかもぼくはいわゆる参考書を買うだけ買ってやらないタイプの典型的なダメ浪人生だったので参考書だけは無駄に持っています、未だに。
なので、その参考書の中でもこんなぼくでも最後まで使い切った優れた参考書だけを今回紹介していきます。
改めて強調しておきますが、ぼくは2回東大受けて2回落ちた人間です。
この記事は言うなればぼくの忌々しき受験生活への鎮魂歌です。
以降、偉そうに参考書について語っていきますがどうかそれを念頭に置きながら読み進めていただければと思います。
(要するに「この参考書はクソだよ」「東大落ちが偉そうなこと言うな」とか「Twitterやってて受かるわけない」的なクソリプはやめてください。)
英語編
まず最初に東大受験においてキーストーンとも言えよう科目、英語です。
英語を得点源とできるかできないか(=80over/120点)が合否の分かれ目といっても過言ではないでしょう。
なお、ぼくは高校受験の栄華にすがっていたので英語にはあまり手をつけてないです。
なので本番は60点でした。キーストーンどころかストーンと落ちました本当にありがとうございました。
単語帳について
東大は他に受けた早慶などの私立と比較してもナンジャコリャ的な英単語はあまり出てこない(出たとしても文脈で判断できる)場合が多かったので特に単語をたくさん覚えたって記憶はないです。
高校では3年間速読英単語をやらされましたが、上級編以外(後述)手をつけずに終わりました。
速単は単語ある程度覚えていて英文がそこそこ読めるよ!って人には便利でしょうが
高校受験以来一切手をつけずに3年生を迎えたぼくにとってはむしろ英語が嫌いになりかけました。
そこでぼくが使ったのがDUO3.0です。
単語とそれを用いた英文がセットで書いてある単語帳の王道とも言える存在です。
ぼくはこの参考書と後述の文法書を使って高2冬のセンター模試80点から高3春のセンター模試160点まで伸ばしました。
ちなみに実際の高3の本番時は140点です。悲しいですね。
中身自体は時々シュールな英文とどうでもいいコメントが面白くてスラスラと覚えていった記憶があります。
ぼくの場合
見出し単語を覚える→一周やる→英文を覚える→一周やる→類義語・多義語を覚える→一周やる
ってのをひたすらローテーションしていました。
単語自体は45セクションに分かれて、1日1〜3セクションで進めていたと思います。
最終的に45セクション分の英文が1時間で聴けるCDがあるのでこれを1.5倍速とかでシャドウイングできるくらい覚えたら英単語の基礎は固まると思います。
とにかくDUOは基礎から応用まで抑え切っているので、英語が多少苦手な人でもこれを乗り越えればかなり英語に対するイメージが変わるはずです。
ぼくはこれが終わってマンネリ化してきた時は気分転換に鉄緑会(東大受験ガチ勢の多い有名塾)の鉄壁と速単上級編をやったりもしました。
ただここから単語が出てくることよりもDUOで抜けてたとかど忘れしてたとかのが多かったので、あくまで余裕があればやっていいと思います。
鉄壁は分厚さにビビりますが、中身自体はイメージとかがわかりやすく案外覚えやすいです。
速単上級編は付属のCDが分量的に東大のリスニングと似てるので目で見て覚えるより耳を使ってました。私大受けるなら直前期はしっかり使った方が良いと思います。
先にも少し触れましたが、東大の英単語に対する考え方は量よりも処理速度だと思います。
英単語を英単語のままで理解することを心がけるべきでしょう。
文法書について
英単語と並んで英語学習の基礎をなすのはおそらく英文法でしょう。
ただ、東大の場合とにかく文法だけの配点は低いので(5~10/120と言われているはず)センター+受ける私大対策くらいで充分じゃないでしょうか
ぼくは高校受験以来英文法を一切手をつけずに3年生を迎えた(2回目)のですが、アップグレードという高校で配られた厚い参考書を丸々暗記する勢いで何度もやりました。
アップグレード使いすぎて答えの番号覚えてきたところで問題演習します。
だいたい難易度は右に行くほど難しくなりますが、時間なければ左2冊で十分だと思います。
ただ、英文法はとにかく数をこなすよりも、一度解いて間違えた問題は二度と間違えない(解き直しで間違えない)ことを心がけるべきだったなーと今になって後悔しています。
英文解釈について
ここまででインプットにしてきた知識(単語・文法)をアウトプットするお時間です。
ぼく的に東大において英語は速読と精読をいかに使い分けるかがカギだと思います。
しかし、速読する前に英文解釈の技術を持っていないとただ適当に英文を読んでわかったふりをする癖がつくだけです、ぼくはそうでした。
なので、できれば英文解釈の技術はしっかりと、されど素早く身につけて速読に移りたいですね。ぼくは無理でした。
この2冊が英文解釈でセオリーです、ポレポレのが若干難しいのでビジュアルやってからポレポレした方がスムーズだと思います。
こっちは上2冊が完璧でそれでも英文解釈を極めたいという人向けです
長文読解について
英文解釈をマスターしたらついに実戦です。
レベル別でステップアップしやすいのはこの2シリーズだと思います。どっちか選んで、余裕があったらもう片方のシリーズでいいと思います。
とにかく1日1問ゴリゴリ解いて解説モリモリ読んで、わからない文・単語をグリグリ潰していくスタイルでいきましょう。
リスニングについて
東大ではリスニングは30/120、つまり4分の1を占めます。
しかも全て4択なので、絶対に落としたくないところです。
最初は全く聞けずほぼ10点以下でしたが、必死にやって8〜9割は取れるようになりました。
ぼくの場合、英語独特の発音の省略(例えばCan I~をキャンアイじゃなくてキャナイというなど)がとにかくわかっていなかったので
この本を使ってその省略などの発音のお作法を網羅的に覚えました。
すると今まで全く何を言っているのかわからなかったリスニング文が耳が遠いおばあちゃんくらいには聴けるようになりました。
あとはとにかく聞く練習です、最初は簡単で短いものから始めて
どんどん問題を解いて、聞き取れないところを何度も聞くを繰り返しました。
・・・と、ここまでが東大英語を解くための土台作りでした。
おそらくこの考え方は他大学を受験する際にも通じるところがあるかもしれないです。
(千葉大後期は英語だけでしたが受かったので)
ここからは、まず東大英語っぽい問題を解いて行く練習です
ただ、その中でも大きいのは 要約と英作文 じゃないでしょうか
まず、 要約は
これ読んで
これで演習しました。というか要約対策の参考書はこの2冊しかまともなのがなかった気がします。
次に英作文なのですが、現役の時は通っていた塾の先生やチューターに採点してもらえましたが、浪人時は宅浪でそんなものはなかったので一番辛かったです。
とりあえずこれ読んで、例文パラパラ見てた記憶があります。
さて、ここまで来たらもう東大の問題を解いても怖くはありません。
とりあえず河合塾謹製の東京大学英語シリーズをやって見ましょう
ただ、上のシリーズにはリスニングがないので、そこはキムタツシリーズで補います。
英作文は宅浪の場合自己採点しようがないし、東大に特化した問題集もないのでとりあえずドラゴンイングリッシュ読んで覚えました。
ただやっぱりちゃんと予備校通うなり、そこだけインターネットの添削サービス使うなりして書く練習すべきだったなーと今になって後悔しています(2回目)
ここまで終わってもう時間がなければセンター演習→過去問演習に移ってもいいと思います
センター演習の前に発音アクセントを一通りやるのも忘れずに。(正直発音アクセントは意識しないで単語とか今まで覚えて来たら時既に遅しなのでそんなに深入りしなくてもいい気がしました)
まだまだ本番まで時間があるという方は各予備校の東大模試の過去問を解くのもいいと思います。
さて、思ったよりも書き出すと色々やっていた(けど落ちた)東大英語もこれで終わりです。
こうして見ると結構な量の参考書をこなしていますが、いざ宅浪すると時間は毎日24時間使い放題なのでそんなに切羽詰まっていなかった気がします(でも落ちた)
でもここまでで紹介した参考書をしっかりと復習しながらやり込めば、確実にセンター英語4割しか取れない人でも東大英語に確実に立ち向かえると思います。
実際、ぼくは浪人時の夏の東大模試で英語だけは80点以上叩き出して余裕ブッこいて英語をやらなくなってしまいました。悲しいですね。
本当は一回の記事で全教科の参考書を書き出す気だったのですが、いざ書いて見ると英語だけでも色々使い方や選んだ理由など思い出すことも多く、これ本として売れるんじゃないかという量になってしまいました。
やる気が続けば、明日以降、残りの教科の参考書も紹介しようと思います。
それでは。