ハンガリーで爆発 政府“警察狙った犯行 20代男関与か”

ハンガリーで爆発 政府“警察狙った犯行 20代男関与か”
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ハンガリーの首都、ブダペストの繁華街で24日、爆発があり、警察官2人がけがをしましたが、ハンガリー政府は、爆発物による警察を狙った犯行で、現場近くの監視カメラに映っていた20代の男が関わっている可能性が高いと見て調べています。
ブダペスト中心部の繁華街で、24日夜、爆発があり、この地区を巡回していた警察官の男女2人が爆風で飛ばされた破片などにあたってけがをしました。
ハンガリー政府は、25日記者会見し、爆発は事故ではなく、爆発物によるもので、警察を狙った犯行だと発表しました。政府によりますと、けがをした2人は重傷で、爆発物には、殺傷能力を高めるため釘(くぎ)など、とがったものが多数、入っていたとみられ、爆風とともに飛び散る仕組みになっていました。
政府は、現場近くの監視カメラに映っていた20代の男が事件に関わっている可能性が高いと見て行方を追っていることを明らかにしましたが、男の出身地や犯行の動機などについては捜査中だとして一切のコメントを控えています。
現場は、国内外からの観光客が多く訪れるホテルやレストランが建ち並ぶ繁華街で、市民や観光客からは、不安の声が上がっています。