落合GM(左)を信頼してきた白井オーナー(右)がついに断。GM職のはく奪が明らかになった【拡大】
中日が球団創設80周年の記念イヤーのナゴヤドーム最終戦で阪神に敗れ、80敗目を喫した。19年ぶりの最下位が確定し、白井オーナーが落合GMの職務変更を決断したことが分かった。23日に行われた球団の親会社である中日新聞社の取締役会で、落合氏のGM職を契約期限の来年1月末で解くことが承認された。
2013年オフに元監督の落合氏がGM就任したが、3年連続Bクラスと低迷。将来性のある高校生より、大学、社会人を重視する即戦力ドラフト方針で補強を進めたが、まったく中心選手が育たず、チームは弱体化。他球団とのトレードも成立せず、現役を引退した谷繁前監督の穴を埋める補強にも着手しなかった。まったく浮上することなくシーズンを終え、球団に落合GMを批判する苦情電話が殺到していた。