こんちには。ricoです。はい、かまってちゃんです。読んでほしくて書いてます。8か月で離婚したとき、我慢が足りない!意味わかんない!あんなこと、そんなこと世間の人はいいましたけどね。いいの、それでいいの。それもまた、人生。
第一章はこちらです。
第二章 同級生
同窓会の次の朝、目が覚めてスマホを見るとキイちゃんからメールが入っていました。おぉ!きてる、きてる。付き合うことに、なりました~的なね!・・・ん?なに?「りこちゃん、昨日はあれからちょっとシュウ君と話して帰りました。気にしないで、全然平気だから」一体どういうこと?詳しい話を聞こうとキイちゃんに電話しました。
あ、キイちゃん?なんか、ごめん。「謝らなくていいよ~私が頼んだことだからさ、あのね~シュウ君が幹事になって同窓会を開いた訳ってさ~りこちゃんに会いたかったらしいよ。二次会のスナックで、それ、言いたかったって。でもさ、りこちゃん、あの勢いだったでしょ。」え?そうなの?ことわざで言うところのキツネにつままれた感が溢れた。
自慢話みたいになってますけども、ここは大人しく話を聞いてくだされ。
高校生の頃、シュウはあまり目立たない存在でした。キイちゃん情報では文化祭でギターを弾いて歌ったりしてたらしいけど、全く覚えてない。風紀検査でいつもいつも叱られてばかりで校則っていったいなんなの?スカート丈、前髪の長さ、意味わかんねぇ。そんなことばっかり考えてました。枠にかっちり入れられるのが嫌だった青春時代。尾崎だねぇ。
しかしオンナってのは、微妙な生き物で。好意を持たれてると知ると気になりだすわけです。身勝手な。シュウが目立たない存在だったとはいえ、周りに嫌われてる印象もなかったし、微かな記憶を辿るとニコニコしてるイメージが浮かんできた。高校時代の多感な時期を知ってるというだけで、クラスの中での立ち位置も含めて、その人の変わらない素の部分を知ってる。はず。だから、久しぶりに会ったとしても距離が縮まるのは、あっちゅうまなんです。
その後、シュウから連絡があって私達はお付き合いをすることになりました。(ここまでかなり、はしょっちまったが)なんせ、何年もブランクがあってのことだから話題は豊富。それが同級生!生体系!癒し系!いえい。
なになに君、今、係長なんだってよ~。なになにさん、料亭の女将になったんだとさ~。こんど行ってみようよ。オレさぁ、あの時、なになにちゃんに告られてさ~、え~~マジで~~とかね。共通の友達っていうか知り合いが多数いるわけですよ。
ほら、同窓会に行くと、その時の歳に戻っちゃうじゃないですか。ハタから見たら、ありえない当時のままの、あだ名で呼んだりね。「きゃ~、おサルちゃん、久しぶり~」「わぁ、ぴょんスケ!元気だったぁ?」どんな動物学級なんだよ。同窓会マジックですね。時間が巻き戻っちゃって。勝手にアンチエイジング。
そして私達、結婚することになったのです。(つづく)