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自動改札が主流の今でも、駅員さんに切符を切ってもらえる場所は?

2016年9月14日 07時45分

ライター情報:石水典子

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最近では駅員さんがカチカチカチと、リズミカルに鋏で切符を切る光景が見られなくなりました。



鋏を入れてもらう以前に、切符を買うこと自体減っていますよね。むしろSuicaやPASMOなどのICカードにチャージして、電車利用することが多いはず。もう駅員さんに切符を切ってもらうことはできないのでしょうか?


今、改札鋏を置いている鉄道会社は希少


自動改札機の導入は、日本経済の成長に伴い改札業務がひっ迫し、省力化することが目的だったといいます。国内で先に改札機設置・普及が進んだのは関西でした。関東で本格的に導入を開始したのは1990年頃だったといいます。

都内ではほとんどの駅に自動改札機が設置され、駅員さんに用事があると行くのは窓口です。改札鋏を入れてくれる駅員さんはいるのか、関東圏の鉄道会社各社に転々と問い合わせたところ、確認が取れたのが小湊(こみなと)鉄道さん。鋏で切符を切っていたこと自体を知らない、若いオペレーターさんもいました。

とにもかくにも改札鋏で切符を切ってほしい! 小湊鉄道に乗りに行くことにしました。


買う場所によって違う、いろいろな切符をゲット


JR千葉駅から20分ほどで五井駅に到着しました。この駅から小湊鉄道に乗り換えができます。





「Suicaパスモの利用はできません」との貼り紙。これは駅員さんとのやり取りを期待できそうです。懐かしい雰囲気を醸し出す、券売機もありました。

ただし自動販売機で買える切符は、軟券でした。
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ライター情報: 石水典子

現代美術、メディアアート、骨董・民藝品、壁のシミまで、造形物をこよなく愛するライター

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