【ヨハネスブルク共同】南アフリカ・ヨハネスブルクで開催中のワシントン条約締約国会議の第1委員会は25日、欧州連合(EU)が提案した、世界各地に生息するウナギのデータを広範に集め、保護策を検討するとの決議案を採択した。
決議案は、さまざまな種のウナギの漁獲量や国際取引に関するデータを関係国が持ち寄り、違法取引防止策などを検討するべきだとの内容。
既にヨーロッパウナギは乱獲などにより、輸出入に許可が必要な「付属書2」に掲載されているが、アメリカウナギやニホンウナギも国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定するなど、減少が著しい。