ハンガリー 首都で爆発 国民投票前に意図的か

ハンガリー 首都で爆発 国民投票前に意図的か
ハンガリーの首都、ブダペストの繁華街で爆発があり、警察官の男女2人がけがをしました。地元のメディアは、何者かが意図的に起こした爆発だった可能性が高いとみて、警察が捜査を始めたと相次いで伝えています。
地元の警察などによりますと、24日午後10時半ごろ、ブダペストの中心部にある繁華街で爆発があり、近くにいた警察官の男女2人がけがをして、病院に搬送されました。警察は、けがをした2人の容体について明らかにしておらず、爆発の原因も捜査中だとしていますが、地元のメディアは何者かが意図的に起こした爆発だった可能性が高いとみて、警察が捜査を始めたと相次いで伝えています。
また、地元のメディアが目撃者などの情報として伝えたところでは、現場は空き家で、爆風で飛ばされたとみられる多数の釘が地面に散乱しているということです。
ハンガリーでは、EUが求めた難民の受け入れ分担の是非を問う国民投票が来月2日に予定されていて、受け入れ反対の票が過半数を超えるのではないかと指摘されています。ハンガリーは、難民に対し、ヨーロッパ各国の中でも特に厳しい姿勢を打ち出しているだけに、市民からは、テロの可能性を懸念する声があがっています。