韓国検察 ロッテ会長を事情聴取へ

韓国検察 ロッテ会長を事情聴取へ
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韓国の検察は、大手財閥「ロッテグループ」が系列会社の間で資産を移動させることによって巨額の裏金をつくっていた疑いがあるとして、重光昭夫会長に出頭するよう求め、20日、事情聴取することにしています。
韓国の検察は、大手財閥「ロッテグループ」が系列会社の間で資産を移動させることによって巨額の裏金をつくっていた疑いがあるとして、グループの本社や経営陣の自宅を捜索するなど捜査を進めてきました。その結果、検察は、裏金づくりは重光昭夫会長の関与のもとで行われていた疑いがあるとして、重光会長に対してソウル中央地検に出頭するよう求め、20日午前、事情聴取することにしています。

これについて、ロッテ側も、「誠実にお答えし、捜査に最大限協力するつもりです」として事情聴取に応じる方針を明らかにしています。

ロッテグループをめぐっては今月に入り、重光会長の父親でグループの創業者の重光武雄氏と、兄の宏之氏も相次いで検察の事情聴取を受けています。ただ、2人はロッテの創業家内部の争いの末、経営の中枢から外れており、韓国では、重光会長が刑事責任を問われる事態になれば、ロッテグループ全体の経営に影響が出るという見方が広がっています。