国連 難民支援分かち合う「ニューヨーク宣言」採択
世界の紛争を逃れた難民などをいかに支援していくかを話し合う初めての国連の「難民と移民に関するサミット」が始まり、難民への支援を国際社会が公平に分かち合っていくとする「ニューヨーク宣言」が、全会一致で採択されました。
国連の「難民と移民に関するサミット」は、19日、国連総会が開かれているニューヨークの国連本部で始まり、安倍総理大臣を始め各国の首脳や閣僚が参加しています。
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所によりますと、シリアの内戦など世界各地の紛争によって住まいを追われた人は昨年末の時点で第2次世界大戦以来最も多い6500万人以上に達しています。
サミットの開会式で国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は、「住まいを追われたすべての人たちの権利と尊厳を守るよう、世界のリーダーたちに求める」と述べ、各国が難民を負担としてでなく社会を活性化させる糧として積極的に受け入れるよう呼びかけました。
このあと、難民を多く受け入れている国を国際社会がさまざまなかたちで支援し負担を公平に分かち合うことや、難民の子どもたちが避難先で速やかに教育を受けられるよう環境を整えることなどを盛り込んだ「ニューヨーク宣言」が、全会一致で採択されました。
国連本部では20日にも、アメリカのオバマ大統領が議長を務め各国がそれぞれの難民支援の在り方を表明する会合が、開かれることになっています。
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所によりますと、シリアの内戦など世界各地の紛争によって住まいを追われた人は昨年末の時点で第2次世界大戦以来最も多い6500万人以上に達しています。
サミットの開会式で国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は、「住まいを追われたすべての人たちの権利と尊厳を守るよう、世界のリーダーたちに求める」と述べ、各国が難民を負担としてでなく社会を活性化させる糧として積極的に受け入れるよう呼びかけました。
このあと、難民を多く受け入れている国を国際社会がさまざまなかたちで支援し負担を公平に分かち合うことや、難民の子どもたちが避難先で速やかに教育を受けられるよう環境を整えることなどを盛り込んだ「ニューヨーク宣言」が、全会一致で採択されました。
国連本部では20日にも、アメリカのオバマ大統領が議長を務め各国がそれぞれの難民支援の在り方を表明する会合が、開かれることになっています。