蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ゴルフ】木戸愛、恩返しV「諦めない」2016年9月25日 紙面から
◇ミヤギテレビ杯 ダンロップ女子OP<第2日>▽24日、宮城県利府町・利府GC(6551ヤード、パー72)▽曇り、23・2度、東2・7メートル▽賞金総額7000万円、優勝1260万円▽108選手(うちアマ4人)▽観衆6167人 東北高時代の3年間を宮城県で過ごした木戸愛(26)=ゼンリン=が4バーディー、1ボギーの69とスコアを伸ばし、通算7アンダー。前日の3位から順位こそ1つ落としたものの、首位に4打差の4位で最終日に突入する。第2の故郷で恩返しの優勝を見せることができるか。11アンダー首位は申ジエ(韓国)、2打差9アンダー2位に前日首位の香妻琴乃(24)=サマンサタバサ=が続き、8アンダー3位は李知姫(イ・チヒ、韓国)。木戸と並ぶ7アンダー4位に笠りつ子(28)=京セラ、キム・ハヌル(韓国)がつけている。 今週の木戸は、毎日ちょっとだけ遠回りして宿泊するホテルに帰る。「めしや丸治郎」。神奈川県横須賀市の実家を離れ、日本全国から強い選手が集まる環境の中でもまれたいと、仙台市の東北高に入学してからの3年間、「週末は寮のご飯が出ないので、いつもそこで夕飯を食べていた」という同市内の中華料理食堂だ。「一昨日から通っています。今日も行きます。験担ぎの意味も込めて」。初日、2日目と68、69の好スコアで現在4位だ。 「高校生の時からホルモン定食一辺倒。大好きです。遅くまで練習してその足で行くから、お皿に山盛りのホルモン野菜炒めと山盛りのご飯を残さず平らげて、それでも足りずにギョーザやもやしそばをシェアしたり」。10年前と変わらぬ味に癒やされ、ショットの調子も復活。2カ月ぶりV戦線での最終日突入となった。 第2ラウンドは1、2番で2・5メートル、2メートルのチャンスを決め連続バーディー発進。7番は寄せきれずボギーにしたが、8番パー5では第3打を30センチに。13番パー4も残り116ヤードをPWでピンそば1メートルにつけ、バーディーを追加した。「この大会には特別な思い入れがあります。第二の故郷、そういう意識は強いです」。ラウンド終盤にもう1つ伸ばせなかったことを悔しがったが、「あと1日あるので、しっかり前を見て最後まで諦めず集中して頑張りたい。楽しみ」と話した。 首位まで4打差。「カギ」と予想するパッティングがさえわたれば、逆転不可能な開きではない。 (月橋文美) PR情報
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