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【プロ野球】

先制打中田110打点 日本ハムM5

2016年9月25日 紙面から

日本ハム−楽天 4回裏1死三塁、左前に先制適時打を放つ日本ハム・中田=札幌ドームで(出月俊成撮影)

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◇日本ハム4−1楽天

 日本ハムが連敗を免れ、球団記録に並ぶシーズン83勝目。4回に中田の左前打と陽岱鋼の3ランで4点を先行。増井はフォークを有効に使い6イニングを2安打無失点。終盤は継投で逃げ切った。楽天は打線が好機を生かせず、4位以下が確定した。

 優勝へ一歩、前進する大きな1勝だ。チーム一丸の攻撃で楽天のエース則本を攻略。1961年に記録した球団最多タイの83勝に到達し、自力で優勝マジックを5に減らした。

 4回の一挙4得点は、後ろの打者につなぐ意識から生まれた。無死二塁で大谷が進塁打狙いの二ゴロ。1死三塁の好機をつくり、勝利の扉を4番の中田がこじ開けた。

 則本の内角直球をコンパクトに振り抜き、左前に弾む先制打。今季110打点目を挙げた主砲はベンチに向かって右手の拳を突き上げた。「則本は特によかったんでね。大振りしては絶対、当たらないと思った。コンパクトに振りにいこうと」。最速155キロの直球を武器に3回まで5三振、無失点の快投を続けていた相手エースに大きなダメージを与えた。

 さらに2死一、二塁から陽岱鋼が左中間へ13号3ランを放ち、とどめを刺した。「チャンスだったから思いきっていきました。優勝しか見てないですから」

 ソフトバンクも勝ち、ゲーム差は1のままだが中田は言う。「(ソフトバンクが)勝とうが負けようがうちは勝つだけ」。栗山監督は「一つ負けたら終わり。全部、勝ちきる」と全勝宣言した。ライバルは関係ない。残り5戦に全勝し、自力で悲願の優勝をもぎ取る。 (水足丈夫)

 

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