【巨人】ドラ１桜井、２軍で６か月ぶり公式戦登板　最速１４５キロで１回無失点

　巨人のドラフト１位・桜井俊貴投手（２３）が２５日、イースタン・リーグの今季最終戦となるロッテ戦（Ｇ球場）で、６か月ぶりに公式戦に登板した。１―１の６回から４番手で登板して１回１安打１四球無失点。最速１４５キロをマークして復調をアピールした。

　桜井は立命館大からドラフト１位で入団。１年目の今季は開幕ローテ入りを果たし、３月３０日のＤｅＮＡ戦（横浜）に先発も、５回途中４失点で敗戦投手となった。この試合で右肘に違和感を覚え、翌３１日に出場選手登録抹消。７月中旬の３軍戦で実戦復帰して以来、３軍で登板を重ねてきた。８月２５日には東大戦（東大球場）に先発して６回１１安打７失点など苦しんだが、ようやく本来の球のキレが戻ってきた。

　今月下旬に２軍に昇格してこの日がイースタン・リーグでは初めての登板。３月末の１軍戦以来の公式戦となったが、平沢を１４４キロ直球で詰まらせて左飛に打ち取るなど、役割を果たした。１軍での成績は１登板０勝１敗、防御率８・３１だが、今後の飛躍に向け新たな一歩を踏み出した。