東海 NEWS WEB

ニュース詳細
御岳山山小屋シェルターに改修

09月25日 12時21分

御岳山山小屋シェルターに改修

3005933101_20160925122620.mp4

おととし9月の御嶽山の噴火災害を受けて、岐阜県下呂市は、市営の山小屋を噴火の際に避難できるシェルターとして改修し、防災拠点として活用することにしています。
死者・行方不明者が63人に上ったおととし9月の御嶽山の噴火では、火口から約1.3キロの範囲に噴石が飛んで多くの人が犠牲になりました。
下呂市が運営する「五の池小屋」は火口から約2キロの9合目にあり、噴石は飛んで来ませんでしたが、下呂市は防災活動の拠点にしようと屋根の補強工事を行いました。
工事は、国が去年、噴火の際に避難する「シェルター」についてまとめた手引きにしたがって、屋根を防弾チョッキなどに使われる特殊な繊維で2重に覆い、直径10センチの噴石が時速300キロ以上で飛んで来ても貫通しない強度にしたということです。
下呂市防災情報課の田口広宣課長は「山小屋は重要な避難場所で、安全性を高めるため対策を講じました」と話しています。
市によりますと、山小屋を国の手引きにしたがってシェルターとしたのは全国で初めてだということです。

東海のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ