米英仏など外相 シリア停戦危機でロシアを強く非難
シリアの停戦が崩壊の危機に直面している中、欧米の主要国の外相らが会談し、アサド政権に停戦を守らせる立場のロシアが責任を果たしていないと強く非難しました。
シリアでは、今月12日にアメリカとロシアの仲介でアサド政権と反政府勢力が停戦に入ったものの、その後、北部のアレッポで戦闘が再発して政府軍が反政府勢力への攻勢を強め、24日も激しい空爆で多くの死者が出て、停戦の枠組みを維持することが一段と困難になっています。
こうした中、アメリカのケリー国務長官のほか、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアの外相、それにEU=ヨーロッパ連合の上級代表が24日、アメリカのボストンで会談し、共同声明を発表しました。
この中で「アレッポでのアサド政権の攻勢は、外交的解決を支持するとしたロシアの姿勢と明らかに食い違う」として、アサド政権に停戦を守らせる立場のロシアが責任を果たしていないと強く非難しました。
そしてロシアに対し、アサド政権に影響力を行使して攻勢をやめさせるよう求めました。
シリアの停戦をめぐっては、アメリカなどの呼びかけで現地時間25日午前11時(日本時間26日午前0時)から国連安全保障理事会の緊急会合も開かれることになり、議論の行方が注目されます。
こうした中、アメリカのケリー国務長官のほか、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアの外相、それにEU=ヨーロッパ連合の上級代表が24日、アメリカのボストンで会談し、共同声明を発表しました。
この中で「アレッポでのアサド政権の攻勢は、外交的解決を支持するとしたロシアの姿勢と明らかに食い違う」として、アサド政権に停戦を守らせる立場のロシアが責任を果たしていないと強く非難しました。
そしてロシアに対し、アサド政権に影響力を行使して攻勢をやめさせるよう求めました。
シリアの停戦をめぐっては、アメリカなどの呼びかけで現地時間25日午前11時(日本時間26日午前0時)から国連安全保障理事会の緊急会合も開かれることになり、議論の行方が注目されます。