大手デパート 東京の主力店などで大規模改装へ

大手デパート 東京の主力店などで大規模改装へ
大手デパートの間では、業績が低迷する地方や郊外の店舗を閉鎖する一方、今後も売り上げが見込める東京の主力店などで大規模な改装を進め、収益の改善を図ろうという動きが広がっています。
このうち三越伊勢丹は、東京・日本橋にある主力店で、戦後初めてとなる大規模な改装を総額200億円前後を投じて今年度の後半から始めます。
第1期の工事は平成30年春のオープンを目指していて、売り上げの伸び悩みが続く衣料品の売り場を縮小する一方、工芸品や宝飾品の品ぞろえを充実させるなどして、趣味にお金を使う人の需要を取り込んでいく方針です。
また高島屋は、日本橋にある店舗の新館について、大手不動産会社などと共同でおよそ150億円を投じた再開発を進めていて、平成30年秋のオープンを目指しています。
このほか、そごう・西武も、池袋の店舗で改装を行っています。
デパート業界では、ここ数年売り上げを支えてきた外国人旅行者によるいわゆる”爆買い”が減っていて、収益改善のため業績の低迷する地方や郊外の店舗を閉鎖する一方で、売り上げが見込める大都市の店舗に集中的に投資する動きが広がっています。