篠原大輔
2016年9月24日21時26分
大関豪栄道が大阪勢として86年ぶり3人目の幕内優勝者となった。大阪と大相撲の歴史を振り返る。
最初の優勝は1917(大正6)年春場所の大関大錦(出羽海部屋)だ。10戦全勝だった。その後、新入幕から6場所目で26代横綱に。これは現在も残る最短出世記録だ。鋭い立ち合いとスピード感あふれる出足からの寄り、相手を腹の上に乗せるつり出しが得意だったという。
大錦は1891(明治24)年、大阪市中央区生まれ。本名は細川卯一郎で、身長176センチ、体重141キロだった。1923(大正12)年の春場所前、力士会が待遇改善を求めて日本相撲協会と対立した「三河島事件」の際、最高位の横綱として両者の調停に努めたが果たせず、責任をとる決意を示して自ら断髪し、廃業した。計5度の幕内優勝がさんぜんと輝く。41年に亡くなった。
次に大阪出身で優勝した元関脇…
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