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 世界初の量産小型四輪駆動車「くろがね四起(よんき)」。約80年前の車体を入手した静岡県御殿場市のNPOが、クラウドファンディングで1300万円を調達し、2年がかりで修復した。オリジナルを7割近く残して忠実に復元された雄姿は25日、御殿場市内で一般公開される。

 四起は純国産で、1936年から生産を開始した。四駆の代名詞、米国の「ジープ」より数年早いとされる。約4800台が生産され、旧日本軍の偵察や連絡用の車両として使われた。

 前期の乗用車型と後期のトラック型があり、今回復元されたのは38~39年に製造された3人乗り乗用車。この前期型は、モスクワで3台が確認されているが、日本ではこの1台のみという。

 NPO法人「防衛技術博物館を…

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