こう例えようか。


今世界中に難民があふれている。特に中東・シリア周辺はひどい。
世界各国はこれを「移民」として受け入れようとしている。

しかし、その中にはテロリストが紛れている。
そして実際各国でテロ行為を行ってしまった。

世界はテロと戦う。それはもう文化や民族を超えた正義である。
当たり前だが、そこには「人権」もなければ「お客様」意識も全くない。

だが、それに伴って「テロリストが怖いから移民を止めろ」という声も出てくる。
移民の中からテロリストを選別するのは容易ではない。だからその意見も解る。

しかしだからこそ、徹底した選別で、移民を受け入れ、テロリストを炙り出す努力が、今後必要になってくる。
それが世界に求められた「人道」だからだ。


・・・という、この議論のうち「移民」を「(アニメ・アイドルなどの)ファン」に、「テロリスト」を「オタク(という病)」に置き換えたら、僕の主張がだいぶ解りやすくなるのではないだろうか。


「オタク・イズ・デッド」が示す通り、「オタク」という文化大陸が沈んだのは10年前、それから僕達は、「難民化」「移民化」していると言っていいだろう。

そしてその中には「オタク」という「テロリスト」が紛れ込んでいる。


アニメファン・アイドルファンなどを「オタク」と選別して受け入れるのは難しい。しかし、だからこそ、「オタク」という「病」を炙り出す作業に、僕らはもっと一生懸命になるべきなのではないだろうか。


少なくともアニメファンは、僕らの信じている「アニメ」という文化の屋台骨が砕け散る前に、何とかしなければならない。
危急の大命題である。



(「オタク」という「テロリスト」が、いかに「アニメ」という「祖国」を蝕んできたかは、「アニメ・イズ・デッド(前)」「アニメ・イズ・デッド(後)」をご覧ください)