というものは、今でもある。
昔もあった。

コミュニティに所属するためには、この「踏み絵」は実に有効だ。

今の小学生はTV観ないから無理かも知れないが、当時流行りのTV番組、これを好きだろうが嫌いだろうが、観ておかないとクラスの会話に入れない。
必然的に仲間に入れてもらえない。

今だとポケモンGOなのかな?


僕のいたアニメーション同好会にも、それはあった。
友人のひとりが後に吐露したのだが、好きでもないアニメ作品を周りに合わせるためだけに観続け、なんとその同人誌を10万円分も買ってしまったというのだ。

これは恐ろしい。笑い話にすらならない。


いわゆる「同調圧力」、これはこの国において、極めて支配的な力だ。


「好きだ」ということが踏み絵になるならば、「嫌いだ」ということも踏み絵になる。


何が面白いのか解らないヤマカン叩きも、そういうところから発生しているのかも知れない。
「踏み絵」だね。