「これはヤマカンのアイドル映画だ」とか相変わらず上手いこと言うのに必死な病の御仁がかつて言ってたが、

しかし「監督のアイドル化」は進んだと思う。


監督はいつもニコニコ、「みんなありがとぉー!」とか「皆さんにパワーをもらいましたぁ!」「今日が最高の舞台です!」の連呼で、意見も具申も口に出さない。
ましてや世の中の批判なんてしない。

そんな「アイドル」にファンは夢中だ。
アバタもエクボのノリで、ひたすら推しまくる。

作品が出た時は一種のライブ状態だ。
ひたすら「最高!最高!」が飛び交い、運営の批判が出ることがあっても、当人の批判が欠片でも出たら「おいお前◯◯ちゃんをディスる気か?」と周囲取り囲んで問い詰める。

ライブに行った人間がアイドルをディスることがご法度になっていく。


こうして監督はアイドルになった。


何が言いたいかというと、東宝上手くやったなぁ、とだけ。