難民や移民の流入続く欧州10か国が会合
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難民や移民の流入が続くヨーロッパ10か国による会議がオーストリアで開かれ、難民の送還にはトルコの協力を保つことが欠かせないとして、EU=ヨーロッパ連合に適切に対応するよう求めていくことで一致しました。
オーストリアの首都ウィーンで、24日開かれた会議には、中東や北アフリカからの難民や移民の流入が続く、ドイツやギリシャなどヨーロッパ10か国の首脳などが参加しました。
EUは現在、難民の流入を抑えるため、一部を経由地のトルコに送り返す送還措置を実施していますが、ことし7月にトルコでクーデター未遂事件が起きて以降、強権主義を強めるエルドアン政権への批判を強め、トルコとの関係が冷え込んでいます。
このため会議では、難民の送還にはトルコの協力を保つことが欠かせないとして、EUに適切に対応するよう求めていくとともに、EU域外との国境警備を一層強化していくことで一致しました。
また、難民の規制を強く訴えているハンガリーのオルバン首相は、会議のあとの記者会見で、「事態が悪化することも想定し準備を進めるべきだ」と述べ、今後トルコの協力が得られなくなった場合も想定してEUが対策を検討すべきだと訴えました。
EUは来月開かれる首脳会議で、トルコとの関係を含め難民問題を協議する見通しです。
EUは現在、難民の流入を抑えるため、一部を経由地のトルコに送り返す送還措置を実施していますが、ことし7月にトルコでクーデター未遂事件が起きて以降、強権主義を強めるエルドアン政権への批判を強め、トルコとの関係が冷え込んでいます。
このため会議では、難民の送還にはトルコの協力を保つことが欠かせないとして、EUに適切に対応するよう求めていくとともに、EU域外との国境警備を一層強化していくことで一致しました。
また、難民の規制を強く訴えているハンガリーのオルバン首相は、会議のあとの記者会見で、「事態が悪化することも想定し準備を進めるべきだ」と述べ、今後トルコの協力が得られなくなった場合も想定してEUが対策を検討すべきだと訴えました。
EUは来月開かれる首脳会議で、トルコとの関係を含め難民問題を協議する見通しです。