NY爆発 逮捕の男意識不明で全容解明に支障も

NY爆発 逮捕の男意識不明で全容解明に支障も
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アメリカ・ニューヨークで起きた爆発事件から24日で1週間となりましたが、逮捕されたアフガニスタン出身の男は警察との銃撃戦で負ったけがが原因で意識不明の状態が続いていることがわかり、事件の全容解明に支障が出るおそれも出ています。
先週、ニューヨーク・マンハッタンの中心部で起きた爆発事件では、31人がけがをし、アフガニスタン出身のアメリカ人、アフマド・カーン・ラハミ容疑者(28)が逮捕され、4つの爆発物関連の事件で訴追されました。

事件から1週間がたち、現場付近はすでに立ち入り規制が解除されていますが、爆発の影響でいまも周辺の店舗の窓ガラスにはひびが入り、建物一部も壊れたままです。

捜査当局はラハミ容疑者がイスラム過激派組織の影響を受けたと見て捜査していますが、ラハミ容疑者は警察との銃撃戦で負ったけがの治療のため、ニュージャージー州の病院に入院しています。

FBI=連邦捜査局は24日、NHKの取材に対して、ラハミ容疑者の容体が悪化して2日前から意識不明の状態が続いていることを明らかにし、現状では事情聴取もできないうえ、28日に裁判所で予定されている罪状認否への出廷も難しいとの見方を示しました。

今回の事件は今のところラハミ容疑者による単独の犯行と見られており、このまま意識が戻らなければ、事件の全容解明に支障が出るおそれも出ています。