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【芸能・社会】高畑淳子、贖罪の舞台 「雪まろげ」開幕、感謝の涙2016年9月25日 紙面から
強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕されたが不起訴処分となった俳優高畑裕太(23)の母で、女優高畑淳子(61)の主演舞台「雪まろげ」が24日、東京・北千住のシアター1010で開幕した。騒動の荒波を経て、約3時間の舞台を演じきった高畑は、スタンディングオベーションが巻き起こる中、「ありがとうございます」と観客に感謝し、思わず涙ぐんだ。 ◆PRなしも満員「舞台に立って姿をお見せするのが、私の贖罪(しょくざい)」 裕太の逮捕から3日後の8月26日、東京都内のホテルで謝罪会見を行った高畑は、涙ながらに舞台にかける並々ならぬ意気込みをのぞかせた。事件の影響で一切PR活動を行うことができず、チケットの売れ行きが懸念されたが、初日のこの日の昼公演は700席の劇場が満員となり、夜もほぼ完売となった。 「雪まろげ」は2012年に92歳で亡くなった女優森光子さんの代表作のひとつ。昭和50年代半ばの青森県の温泉地で、人を喜ばせるためにウソをつく温泉芸者を主人公にした人情喜劇だ。“高畑版”では、オリジナルのアレンジも加えられている。 ◆日本舞踊も披露幕が開き、歌手の卵を演じる共演者が石川さゆり(58)の代表曲「津軽海峡冬景色」を弾き語りする中、高畑は日本舞踊を披露。亡くなったコメディアン坂上二郎さんのギャグ「飛びます、飛びます」、お笑いタレント・コウメ太夫(44)のギャグ「チクショー!!」などもさりげなくセリフに盛り込まれ、観客を爆笑させた。 カーテンコールで、高畑は「ありがとうございました」と客席に深々と頭を下げた。客席はスタンディングオベーションとなり、人情劇の舞台では異例のダブルカーテンコールに。 ◆客席「頑張って」共演者らと横一列になって手をつなぎ、その手を高々と上げた高畑は再度「ありがとうございます」と観客に感謝。こらえきれずに涙を流した。客席からも「頑張って!」と声援が飛んだ。 観劇した東京都足立区在住の会社員女性(52)は「仕事する女性としての責任を果たし、女優としての成果を出された。代役を立てた方が本人にとっては楽だったはずで、ある意味さらしものにされながら、舞台に立ったことに敬意を表したい」と高畑の“女優魂”に温かいエールを送っていた。 公演は25日も同所で。28日から10月19日まで、東京・日比谷シアタークリエで。その後、12月3・4日の愛知・刈谷市総合文化センターまで全国各地をまわる。 ◆一時心労で激やせ 報道陣には姿見せず昼公演は正午開演で高畑は午前9時前に劇場入り。後部座席が黒いカーテンで覆われたワンボックスカーで劇場搬入口に到着、集まった報道陣には姿を見せなかった。 9日に釈放された裕太は体調不良から埼玉の病院に入院中。高畑は入院直後を除き、病院を離れて稽古に専念した。所属事務所によると、裕太の事件後、高畑は心労から5〜6キロやせたが、初日に向け徐々に体重も戻ってきたという。 PR情報
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