どうも、ジョンです!
映画「君の名は。」を観ることに。
どれだけ気になっても基本的に映画は観に行かない人間な自分。しかし、今回はよく遊ぶ友人が誘ってくれたこともあって映画「君の名は。」を観てきました。
映画「君の名は。」は「言の葉の庭」や「秒速5センチメートル」などの作品で有名な新海誠監督の最新作です。
実のところ「秒速〜」も有名作なので一応観ていたのですが、あまり自分にはしっくりこないというのが正直なところでして、「君の名は。」もそれほど期待はしてませんでした。
風邪で延期に。
チケットも予約していて後は観るだけの段階でしたが、風邪が悪化してしまいダウン。友人は複数回観るつもりのようだったので、その回は別の人と行ってもらい僕は家で休むことに。
すでに観る気になっていた作品がお預けになると、余計に気になってしまうもの。さすがに這って映画館に行くことはできないので、小説版を読むことにしました。
新海誠監督が毎回小説版も出していることは、恥ずかしながら今回知ったことです。小説には絵も音もありませんが、独特の世界観が文章にもうまく表れていて間違いなく新海誠ワールドであることを認識させてくれます。
ちなみに「君の名は。」の小説は新海誠監督が書いているものと、加納新太氏が書いているアナザーサイドがあります。Wikipediaを参照したところ、過去の新海誠監督作品の小説版スピンオフも担当されているようですね。
映画「君の名は。」を観た。
昨日、映画「君の名は。」を観てきました。21時からのレイトショーだったのですが、上映開始からそこそこ経っているのに相変わらず満席で、「君の名は。」の人気を感じます。
上映が始まって感じたのは、どこでも言われていることですが、とにかく音楽が良いですね。小説版のあとがきで監督が、絵や音楽が合わさって完成すると言っていた意味がよくわかります。
さて映画を観ていて、ところどころ感じたのが「これ小説読んでない人は(話の筋がそもそも)わかってるのかな?」ということ。僕はそもそも読んでない状態、まっさらな状態で観ていないのでなんとも言えないのですが。
小説を読んでない人つながりで言うと、やはり小説版のあとがきで書かれていたことで「小説は瀧と三葉の視点で、映画は三人称視点にならざるをえない。従って相互補完関係になる」ということを実感として理解しました。
瀧や三葉、アナザーも含めるならテッシーや三葉の父親の心情が、やはり映画だけではわからないので。逆に言うとわからなくてもいいのですが、わかるとまた印象がかわるものです。
一方で小説だけ読んでいたときのイメージではよくわからなかった部分も、映画で補完されました。僕の読解力が足りないと言われればそれまでですが、御神体のある山でのシーンは映画を観て腑に落ちた部分が大きいです。
泣いた。
正直、小説もそこまで泣かなかったし、展開もわかってる映画で泣かないだろと思っていました。でもあれはダメ。泣く。音楽や絵の表現もそうですし、綺麗なものを目の当たりにすると涙が出るとでもいいますか。
ここでもやはり小説版を読んでいたのが活きます。映画だけではわからない奥の部分が見えて、誰の立場に立ってみても胸が詰まる思い。
観てほしいし、読んでほしい
逃げの一文でしかないので言いたくないのですが、こんな文章力では伝わらないので、ぜひ観てほしいし読んでほしい作品です。「流行(笑)」とか思わずに、観てみるといいことありますよ。