米ヤフー情報流出 いずれかの国家関与か FBIが捜査

米ヤフー情報流出 いずれかの国家関与か FBIが捜査
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アメリカのIT企業ヤフーがおととし、サイバー攻撃を受けて、世界各国の利用者の個人情報を含む5億件以上のアカウント情報が盗まれた問題では、いずれかの国家が関与したと見られ、FBI=連邦捜査局が捜査に乗り出しました。
アメリカのヤフーは22日、おととし後半にサイバー攻撃を受け、世界各国の利用者のアカウント情報、5億件以上が盗まれていたことが最近行った内部調査でわかったと発表しました。

盗まれた情報には利用者の名前やメールアドレス、電話番号、生年月日などの個人情報が含まれるということです。なぜおよそ2年間も情報の流出が分からなかったのかは明らかにされていません。

ヤフーは、サイバー攻撃はいずれかの国家の支援を受けたハッカーが行ったとしています。
FBI=連邦捜査局は「こうした違法行為をとても深刻に受け止めていて今回の件がどのように起き、何者による犯行なのかを突き止める」という声明を出し捜査に乗り出していることを明らかにしました。

アメリカでは、IT企業や金融機関がサイバー攻撃を受けて大量の個人情報が盗まれるケースが相次ぎ、今回の規模は過去最大になると見られます。