韓国の公務員犯罪、警察庁が3年連続1位

性犯罪で摘発された公務員、半数は警察庁所属

 法を執行する警察庁と法務部(省に相当)が、3年連続で公務員犯罪のツートップを記録したことが23日までに明らかになった。

 韓国警察庁が野党「共に民主党」所属の崔運烈(チェ・ウンヨル)議員に提出した資料『2013-2015年公務員犯罪現況統計』を分析した結果、犯罪容疑で立件された公務員の数は、警察庁所属が計3535人で最も多く、法務部が587人でこれに続いた。警察庁の公務員の犯罪は13年が940人、14年が1290人、15年が1304人で、3年連続で1位だった。また法務部も13年175人、14年195人、15年217年を記録し、3年連続で2位だった。

 これに対し、軍で服務するかわりに警察に勤務する「義務警察」を除いても警察公務員の数は11万5900人に達し、法務部もまた別の部署(省庁)より所属公務員の数が多いことから、犯罪件数も多くなってしまうという反論がなされている。しかし、警察庁・法務部の公務員犯罪が毎年10%以上も増える傾向にあることを考慮すると、「人員が多いから犯罪が多い」という反論は説得力に乏しい、という指摘もある。同じ期間における公務員犯罪の全体数は、13年が9889人、14年が9361人、15年が1万1243人と増減がある。

 また性犯罪で摘発された公務員も、警察庁所属が最も多かった。過去3年間の公務員性犯罪者168人のうち、48%にあたる81人は警察公務員だった。

権承俊(クォン・スンジュン)記者
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