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お茶会は夢が覚める前に 作者:星葡萄
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不思議の国は今日も。


あなたを傷つけるだけの世界なら捨ててしまって。


僕らのアリス、君が望むなら。




ねぇ、チェシャ猫。

 なんだいアリス

もうすぐハロウィンだよ、女王様やビルたちを呼んでパーティーしようよ!時間くんも…呼ぼっか!!

 突然どうしたんだいアリス、ハロウィンってなんだい?美味しいのかい?

もうチェシャったら!ハロウィンはね、魔女とかオバケの格好をして、トリックオアトリート!って合言葉を言って、お菓子を貰って回るイベントなんだよー!すっごく楽しいんだから!

 なるほど。アリスはお菓子が欲しいんだね。それなら僕をお食べ。四つ足で歩く猫は不味いけれど、二つ足で歩く猫は美味しいんだよ。さぁお食べ。 

って…腕を差し出されても困っちゃうじゃない。ストロベリージャムパンじゃあないんだから。大体チェシャ猫を食べたらチェシャが居なくなっちゃうでしょ?それにお菓子が欲しいんじゃなくて…いや、欲しいけど…わたしはみんなで集まってわいわい楽しみたいの!

 ふむ…。じゃあそのハロウィンってのはどうすればいいんだい?

そうねぇ、まずは仮装!うーん、チェシャはそのままでも十分かな(笑)だってフードは取れないでしょ?

 取れなくはないんだけどね。覗いて見るかい?

もう、やめてってば!その言葉は聞きたくないなぁ。
そういや考えてみたらみんな普段から仮装してるみたいな格好だものね。普段の服でもいっか!

 (それじゃあ普通のお茶会にならないかい、アリス…)
 僕らのアリス、君が望むなら。

よーし、じゃあみんなに招待状を出さないとね♪
場所は…いつもの公園にしよう!うんうん!あの時計たちも少し片付けておかなきゃ!

 (アリス、君が望むなら。)
 (もう時間は少ししかないんだけれどね。)


つづく

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