7連続テレビ小説 とと姉ちゃん(150)「常子、大きな家を建てる」 2016.09.24


道具や映像を使った回想法。
皆さんも是非一度試してみて下さい。
(たまき)私おばさんの会社で働きたい。
(常子)分かったわ。
では皆さん今見た青椒肉絲の作り方を伝える記事を書いて下さい。
(水田)始め!
たまきは「あなたの暮し」の一風変わった入社試験に挑みました
・郵便です。
(潤)姉ちゃん!来た来た来た来た。

(ベートーヴェン「運命」)
(花山)ホッとしたかい?縁故入社などでは断じてないよ。
あの環境の中でも自分を持ち率先して動けていた。
料理の記事は分かりやすい言葉で書かれ一般家庭で作る事が想定できていた。
我が社でやっていくには大事な才能だよ。
ホッとしました。
・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「真実にはならないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の花束を君に」・「涙色の花束を君に」行ってきます。
常子おばさん。
行きましょう。
…行きましょう。
フフフ。
う〜んちょっと硬すぎるかな。
まあまずは俺が見せて雰囲気よくするから。
大丈夫。
心配いらない。
失礼します。
(たまき)すみません。
通ります!通ります!すみません。
すみません。

(寿美子)炊飯器の試験中じゃなかった?3年前の試験からどのぐらい安全性が高まったのか比較した方がいいと思って資料を作ったのですが…。
(寿美子)無くしたら大変って保管棚にしまってなかった?あっそうでした!ありがとうございます!すみません。
失礼します!通ります。
失礼します!
(美子)お願いします。
はいはい。
(花山)バカ者!何だ?この原稿は。
取材をしていないだろう!2年目でもまだ学生気分が抜けきらんか!申し訳ありません!新入社員の手本とならんでどうする!やり直し!はい。
すまないね。
君たちの文章を見てもらう前に…。
いえ。
私書き直してきます。
えっ?僕も。
えっ?早速花山さんに圧倒されたようね。
ねえ。
あ…私も見て頂かないと。
学生気分が抜けてるといいけど。
何年前の話よ。
(ノック)常子です。

(花山)どうぞ。
失礼します。
あの…「小さなしあわせ」の確認…。
失礼しました。
ああいいんだいいんだ。
机の上に置いといてくれ。
はい。
駄目だな。
ちょっとどなったぐらいで疲れるようじゃ。
いえ。
少しでも異変を感じたらすぐにここでお休みになって下さい。
ここでねえ…。
鬼社長は家に帰してくれんからな。
倒れた次の日から働こうとしたのはどこのどなたです?だからここにベッドを置いたんじゃありませんか。
心筋梗塞がいつまた起こるか…。
もう心配ない。
あれから5年だ。
それに最近は体に障らないよう感情を抑えるようにしている。
あれ?さっきどなってらしたような…。
フフフフ。
今年はそんな場面は少なくて済みそうだよ。
今年の新入社員は優秀だね。
特に女の子が元気だ。
私もそう思います。
私は常子さんと出会うまで男としか仕事をしてこなかった。
それがいざこうして女性たちと同じ職場で働いてみると柔軟な考えや粘り強さに驚かされる事ばかりだ。
フフフ。
そんな女性を家庭に閉じ込めておいてはもったいない。
もっと女性が活躍できる世の中になるべきだよ。
そうですね。
回想女の人の役に立つ雑誌を作りたかったんです。
暮らしを守っている女の人を少しでも手助けできればと。

(寿美子)あの…常子さん。
はいはい。
(寿美子)実は…。
会社を辞めさせて頂きたいんです。
以前から考えてはいたんですがやはり家庭との両立が難しくて…。
確かにうちは子育てをしながら働く女性も何人かいますしよそに比べたらとても働きやすい環境です。
でも私が遅く出社したり早く上がる事で皆さんにしわ寄せが行くのを感じます。
新入社員も入りましたしどこかいい時期に私は…。
どうしても続けて頂けないかしら?すみません。
皆さんにご迷惑をかけたくないので。
迎えがあるので今日もお先に失礼します。
すみません。
どうしたもんじゃろのぉ…。
(鞠子)とと姉。
あっありがとう。
お仕事大変ね。
うん…。
あら懐かしいもの引っ張り出して。
(南)たまきちゃん仕事の方はどう?慣れた?
(たまき)それが全く。
ついていくだけでもう…。
皆さんすごいんですよ。
テキパキテキパキ。
花山さんも想像以上だったでしょ。
うん。
厳しさも想像以上だけど何より発想力とか洞察力とかどうやったらこんな原稿が書けるんだろうなあ…。
しかも文字数もぴったりだからね。
(南)ぴったり?ああそうそう。
花山さんの原稿はいつも初稿から必ず行数ぴったりに仕上げてきて最後の1行までぴったり埋まってるのよ。
(南)へえ〜。
今でもそうなのね…。
会社の雰囲気とかは?想像とは違ってた?ううん思ったとおり女性が働きやすい会社でした。
友達の入った会社は男性に「これだから女は」って言われたりお茶くみばかりさせられたり。
その点うちの会社は男と女の別なく実力主義で仕事をさせてもらえるから本当に幸せな職場だと思います。
(たまき)ただ…。
(水田)ただ?寿美子さんのように育児をしながら働くのは大変そうで…。
うちみたいなのが特殊なのよね。
ほらうちはまり姉ちゃんとかかが家事も育児もしてくれたじゃない?
(南)そうだよな。
だから私は仕事しながら子どももなんてできたのよ。
いえいえ。
時代が変わって今は大家族で暮らしてる家なんて少ないからね。
寿美子さんちみたいに旦那と子どもだけの家庭じゃそりゃあ大変だよな。
回想
(寿美子)よそに比べたらとても働きやすい環境です。
(たまき)女性が働きやすい会社でした。
失礼します。
実は昨日寿美子さんから会社を辞めたいとのお話がありました。
やはり家庭との両立は難しいみたいで。
残念だな。
有能な編集者だっただけに。
ええ。
それで考えたのですが社内の仕組みを変えたいと思っています。
もちろんそれで寿美子さんが残って下さるかは分かりません。
ですが今後ますます核家族が増え寿美子さんのような方は増えると思うんです。
ああ。
女性の役に立ちたいと創刊した「あなたの暮し」ですから女性が働きにくい今の社会に一石を投じるような社内環境の整備をするべきではないかと考えました。
我が社が率先してそのような姿勢を見せればほかの会社も変わるかもしれません。
そうすればより多くの働く女性たちの力になれるのではないかと思ったんです。
随分な意気込みようだな。
鼻の穴が広がっているよ。
もう…ちゃんと聞いて下さい。
ハハ。
それで具体的に何をする?それは次の会議で皆さんと一緒に。
自信がありそうだね。
はい。
では失礼します。
うっ…。
くっ…。
2016/09/24(土) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 とと姉ちゃん(150)「常子、大きな家を建てる」[解][字][デ][再]

たまき(吉本実憂)は晴れて「あなたの暮し出版」の一員となる。そんな折、寿美子(趣里)が突然辞職を申し出る。常子(高畑充希)は女性が働き続けられるよう思案して…。

詳細情報
番組内容
入社試験に合格し、たまき(吉本実憂)は晴れて「あなたの暮し出版」の一員となる。新人をどなる花山(唐沢寿明)を見て体調を心配する常子(高畑充希)だが、花山は今年の新人は特に女性が元気だと気にしない。そんな折、寿美子(趣里)が会社を辞めたいと言ってくる。聞けば仕事と家庭の両立が難しく、これ以上迷惑をかけたくないのだという。女性が社会で働く機会を減らさぬため、常子は社内の仕組みを変えることを考え始め…。
出演者
【出演】高畑充希,相楽樹,杉咲花,上杉柊平,伊藤淳史,唐沢寿明,吉本実憂,【語り】檀ふみ
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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