「プリンセスチュチュ」――3.物語と音楽
2007年10月19日(金) 20時52分
☆物語と音楽の関係
先に書いたとおり、このアニメにおいては音楽が非常に重要な役割を果たします。時には台詞よりも雄弁に、キャラクターが置かれている状況や抱いている感情を語るのです。
特に注目したいのがサブタイトルに添えられているドイツ語の曲名。これはさながらこれから登場人物たちが演じる曲目……といったところで、各話のモチーフでもあります。これらの曲についてあらかじめ調べておく――または見終わった後に調べることで、「プリンセスチュチュ」をより深く理解することができます。
またサブタイトル曲とアバンタイトルの物語には非常に深い関わりがあります。時には曲の内容通り、また時には細部を変えて、アバンタイトルの物語は語られているのです(ドロッセルマイヤーに関して語られている時は除く)。どこが同じか、どこが違うか、照らし合わせて考えてみると、これから始まるお話がどういう流れになるかある程度予測でき、また楽しみになることでしょう。
もちろん、最初は全く知識のないまま見て、「この曲カッコイイな」とか、「切なくて素敵な曲だな」と思うだけでも充分です。興味が湧いた時助けになるよう、各話サブタイトルの日本語訳と、それぞれの楽曲が聞けるようにリンクを貼っておきます。「あ、この曲使われていたな」と思い返してみるのもまた一興。
興味がありましたらその楽曲がどんな意味を持つのか――ぜひとも考えてみてください。
曲のリストは追記にて。
先に書いたとおり、このアニメにおいては音楽が非常に重要な役割を果たします。時には台詞よりも雄弁に、キャラクターが置かれている状況や抱いている感情を語るのです。
特に注目したいのがサブタイトルに添えられているドイツ語の曲名。これはさながらこれから登場人物たちが演じる曲目……といったところで、各話のモチーフでもあります。これらの曲についてあらかじめ調べておく――または見終わった後に調べることで、「プリンセスチュチュ」をより深く理解することができます。
またサブタイトル曲とアバンタイトルの物語には非常に深い関わりがあります。時には曲の内容通り、また時には細部を変えて、アバンタイトルの物語は語られているのです(ドロッセルマイヤーに関して語られている時は除く)。どこが同じか、どこが違うか、照らし合わせて考えてみると、これから始まるお話がどういう流れになるかある程度予測でき、また楽しみになることでしょう。
もちろん、最初は全く知識のないまま見て、「この曲カッコイイな」とか、「切なくて素敵な曲だな」と思うだけでも充分です。興味が湧いた時助けになるよう、各話サブタイトルの日本語訳と、それぞれの楽曲が聞けるようにリンクを貼っておきます。「あ、この曲使われていたな」と思い返してみるのもまた一興。
興味がありましたらその楽曲がどんな意味を持つのか――ぜひとも考えてみてください。
曲のリストは追記にて。
☆サブタイトル曲リスト(随時加筆修正予定)
バレエや歌劇などの音楽で、特にどの部分か記述がない場合、実際に使われた部分を書き出してあります。〜よりと書かれていないものはタイトルのみでどの部分か記述がないものです。
1.AKT「あひると王子さま」
バレエ「くるみ割り人形」より 花のワルツ(チャイコフスキー)
2.AKT「心のかけら」
バレエ「白鳥の湖」より 終曲(チャイコフスキー)
※実際に使用されているのは終曲の前の第四幕 「情景」から。
3.AKT「プリンセスの誓い」
バレエ「眠れる森の美女」より パノラマ(チャイコフスキー)
4.AKT「ジゼル」
バレエ「ジゼル」(アダン)
アルブレヒト登場〜ヒラリオンとウィリたち
特典CDに収録されているのは後半のヒラリオンとウィリたちが踊っている場面からのようです。
5.AKT「火祭りの夜に」
「展覧会の絵」より カタコンブ(ムソルグスキー)
チュチュで使われているのはラヴェルによるオーケストラへの編曲版のようです。
6.AKT「夢見るオーロラ」
バレエ「眠れる森の美女」より プロローグ
7.AKT「からす姫」
ワルツ「美しき青きドナウ」(ヨハン・シュトラウス2世)
8.AKT「戦士の泉」
幻想序曲「ロメオとジュリエット」(チャイコフスキー)
※フィギュアスケートのバックに流れてるので音質が悪いです。
9.AKT「黒い靴」
「展覧会の絵」より 古城(ラヴェル版)
10.AKT「シンデレラ」
バレエ「シンデレラ」より ワルツ―コーダ(プロコフィエフ)
11.AKT「ラ・シルフィード」
バレエ「ラ・シルフィード」 (ローヴェンスヨルド)
12.AKT「闇の宴」
交響組曲「シェエラザード」 (リムスキー=コルサコフ)
13.AKT「白鳥の湖」
バレエ「白鳥の湖」
第一幕 「ワルツ」
第二幕 「情景」
次回予告で使われているのは有名な第二幕の「情景」。ワルツはクレールとチュチュが踊るシーンで流れます。
14.AKT「大鴉」
花のワルツ
1.AKTと同じ曲です。使われる状況もほぼ同じですが、1.AKTと対比させることで相違点が浮き彫りになります。
15.AKT「コッペリア」
バレエ「コッペリア」(ドリーブ)
人形のワルツ
16.AKT「乙女の祈り」
「乙女の祈り」(バダジェフスカ)
17.AKT「罪と罰」
歌劇「カルメン」より 第四幕への間奏曲<アラゴネーズ>(ビゼー)
18.AKT「彷徨える騎士」
「エグモント」より 序曲(ベートーヴェン)
これ以降のお話でも何度か使われています。最後の部分は25.AKTのラストシーンでおなじみ。
19.AKT「真夏の夜の夢」
「夏の夜の夢」(メンデルスゾーン)
シェイクスピアの劇音楽です。この中の「結婚行進曲」は、ねこ先生のテーマでおなじみですね。
20.AKT「忘れられた物語」
歌劇「売られた花嫁」(スメタナ)
序曲
21.AKT「紡ぐ者たち」
「無言歌集」(メンデルスゾーン)
ホ長調「詩人の竪琴」(作品38-3)
ハ長調「紡ぎ歌」(作品67-4)
前者が次回予告で使われていた曲、後者はあおとあの弾いていた曲です。
22.AKT「石の冠」
「展覧会の絵」より キエフの大門(ラヴェル版)
23.AKT「マリオネッテ」
歌劇「ルスランとリュドミラ」(グリンカ)
序曲
24.AKT「王子とカラス」
「死の舞踏」(サン=サーンス)
25.AKT「瀕死の白鳥」
バレエ「ロメオとジュリエット」(プロコフィエフ)
ジュリエットの死
cf:「動物の謝肉祭」より 「白鳥」または『瀕死の白鳥』(サン=サーンス)
26.AKT「フィナーレ」
バレエ「くるみ割り人形」
小序曲
参考:プリンセスチュチュで使われていた曲
※管理人にはクラシック音楽に関する専門知識はほぼ皆無ですので、間違いなどありましたら指摘していただけると嬉しいです。
バレエや歌劇などの音楽で、特にどの部分か記述がない場合、実際に使われた部分を書き出してあります。〜よりと書かれていないものはタイトルのみでどの部分か記述がないものです。
1.AKT「あひると王子さま」
バレエ「くるみ割り人形」より 花のワルツ(チャイコフスキー)
2.AKT「心のかけら」
バレエ「白鳥の湖」より 終曲(チャイコフスキー)
※実際に使用されているのは終曲の前の第四幕 「情景」から。
3.AKT「プリンセスの誓い」
バレエ「眠れる森の美女」より パノラマ(チャイコフスキー)
4.AKT「ジゼル」
バレエ「ジゼル」(アダン)
アルブレヒト登場〜ヒラリオンとウィリたち
特典CDに収録されているのは後半のヒラリオンとウィリたちが踊っている場面からのようです。
5.AKT「火祭りの夜に」
「展覧会の絵」より カタコンブ(ムソルグスキー)
チュチュで使われているのはラヴェルによるオーケストラへの編曲版のようです。
6.AKT「夢見るオーロラ」
バレエ「眠れる森の美女」より プロローグ
7.AKT「からす姫」
ワルツ「美しき青きドナウ」(ヨハン・シュトラウス2世)
8.AKT「戦士の泉」
幻想序曲「ロメオとジュリエット」(チャイコフスキー)
※フィギュアスケートのバックに流れてるので音質が悪いです。
9.AKT「黒い靴」
「展覧会の絵」より 古城(ラヴェル版)
10.AKT「シンデレラ」
バレエ「シンデレラ」より ワルツ―コーダ(プロコフィエフ)
11.AKT「ラ・シルフィード」
バレエ「ラ・シルフィード」 (ローヴェンスヨルド)
12.AKT「闇の宴」
交響組曲「シェエラザード」 (リムスキー=コルサコフ)
13.AKT「白鳥の湖」
バレエ「白鳥の湖」
第一幕 「ワルツ」
第二幕 「情景」
次回予告で使われているのは有名な第二幕の「情景」。ワルツはクレールとチュチュが踊るシーンで流れます。
14.AKT「大鴉」
花のワルツ
1.AKTと同じ曲です。使われる状況もほぼ同じですが、1.AKTと対比させることで相違点が浮き彫りになります。
15.AKT「コッペリア」
バレエ「コッペリア」(ドリーブ)
人形のワルツ
16.AKT「乙女の祈り」
「乙女の祈り」(バダジェフスカ)
17.AKT「罪と罰」
歌劇「カルメン」より 第四幕への間奏曲<アラゴネーズ>(ビゼー)
18.AKT「彷徨える騎士」
「エグモント」より 序曲(ベートーヴェン)
これ以降のお話でも何度か使われています。最後の部分は25.AKTのラストシーンでおなじみ。
19.AKT「真夏の夜の夢」
「夏の夜の夢」(メンデルスゾーン)
シェイクスピアの劇音楽です。この中の「結婚行進曲」は、ねこ先生のテーマでおなじみですね。
20.AKT「忘れられた物語」
歌劇「売られた花嫁」(スメタナ)
序曲
21.AKT「紡ぐ者たち」
「無言歌集」(メンデルスゾーン)
ホ長調「詩人の竪琴」(作品38-3)
ハ長調「紡ぎ歌」(作品67-4)
前者が次回予告で使われていた曲、後者はあおとあの弾いていた曲です。
22.AKT「石の冠」
「展覧会の絵」より キエフの大門(ラヴェル版)
23.AKT「マリオネッテ」
歌劇「ルスランとリュドミラ」(グリンカ)
序曲
24.AKT「王子とカラス」
「死の舞踏」(サン=サーンス)
25.AKT「瀕死の白鳥」
バレエ「ロメオとジュリエット」(プロコフィエフ)
ジュリエットの死
cf:「動物の謝肉祭」より 「白鳥」または『瀕死の白鳥』(サン=サーンス)
26.AKT「フィナーレ」
バレエ「くるみ割り人形」
小序曲
参考:プリンセスチュチュで使われていた曲
※管理人にはクラシック音楽に関する専門知識はほぼ皆無ですので、間違いなどありましたら指摘していただけると嬉しいです。
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