みなさんは夜中に起きてしまった時や、なかなか眠れない時に、時計を見て時刻を確認することがあると思います。実は、この行為は睡眠時にやってはいけないことなのです。
そこで、夜中に時計を見てはいけない理由など、睡眠と目覚まし時計にまつわる豆知識をご紹介します。
- 寝付けない時に時計を見てはいけない
- 夜中に目が覚めても時計を見てはいけない
- 時計を見ないと、逆に不安になる人は?
- 目覚まし時計が鳴る前に目が覚めるのは正常
- スヌーズ機能は身体に悪い
- ひとつの目覚まし時計で起きる習慣を身につけよう
寝付けない時に時計を見てはいけない
なかなか寝付けないときに、今何時だと時計を見てしまうのは誰もがやってしまうことです。しかし、寝られないことを不安に感じてしまっている状態でさらに時計を見てしまうと、ろくなことはありません。
それは、たいてい思っていた時間よりもさらに遅い時間になっているからです。
そうなると、頭の中はパニック状態になってしまいます。もうこんな時間だ!早く寝ないと明日大変なことになる!といった具合になるのです。
夜中に目が覚めても時計を見てはいけない
夜中に起きてしまっても決して時刻を確認してはいけません。
夜中に目覚めてしまうのは自然なことですが、神経質な方であれば時計を見ることで「時間計算の渦」に入ってしまい、あとどれくらい眠ることができるか、眠ることができないか、などが気になってしまいます。
時計を見ないと、逆に不安になる人は?
中には時計を見ないようにすると、ちゃんと目覚ましが鳴って起きれるのか?と不安になってしまって眠れないようになる方もいます。
万が一目覚まし時計が鳴らない時の予備として、2つセットしておくと安心して眠れるようになります。携帯目覚まし+目覚まし時計2つなら絶対安心です。
目覚まし時計が鳴る前に目が覚めるのは正常
目覚まし時計の音で目覚めることは、実はストレスのもとになっています。睡眠中の体の働きを台無しにするだけでなく、徐々に目覚めるという本来のプロセスも行うことができません。
そうなると、体は突然の目覚めを避けようとして、夜のあいだに、睡眠と目覚めのサイクルを調節するタンパク質とストレスホルモンを増加させます。
こうして、目覚ましが鳴る数分前、または数秒前に目が覚めるようになります。体が目覚まし時計より先に目覚めるので、目覚めのプロセスが邪魔されることはありません。
スヌーズ機能は身体に悪い
スヌーズ機能を使って起床するためには、本当に起きなくてはいけないデッドラインよりも前に最初のアラームを鳴らす必要があります。
目覚めのプロセスの途中でアラームが鳴り、起きてスヌーズボタンを押すと、睡眠サイクルが妨げられます。すると、もう目覚めのプロセスに戻ることはできません。つまり、本来この時間帯に行われるべきだった目覚めの準備を行うことができなくなるのです。
スヌーズ機能でカラダのリズムが崩れ、朝の疲労感が倍増し、休息感が薄まってしまいます。
ひとつの目覚まし時計で起きる習慣を身につけよう
目覚まし時計をいくつも使うのは定番の作戦ではありますが、それは目覚まし時計で起きるというより、鳴っている目覚まし時計を無視する練習をしているのと同じことです。
本当に早起きができるようになりたければ、保険の目覚まし時計はすべてなくした方が良いのです。
ある人は、目覚まし時計をいくつも使っていた時は、目覚まし時計を無視するように訓練されていたので、毎朝起きる時間がまちまちになっていました。しかし、起きたい時間の目覚まし時計1つだけにしてからは、徐々に目覚まし時計が鳴った瞬間、もしくは少し前にに目が覚めるように変わったそうです。